国産地ビールの美味しさを再確認。
「目黒リパブリック」
(東京・目黒/ビアバー)
第351回 2011年1月20日
今再び、注目を浴びる国産地ビールとビアバー。
最近、再びビアバーが注目を集め始めている。国産の地ビールを出すビアバーだ。94年の酒税法改正によって地ビールが解禁となり、地ビールブームから15年以上。初期のブームは、鳴り物入りで登場した地ビールも多く味も今一つのところがあったが、最近では実力を付けた質の高い地ビールが増え、人気が出てきているのだ。
目黒駅から徒歩3分ほどの所にある。地下1階が店舗。
店内。
店内のスクリーンでは、スポーツ観戦もできる。
店内。
昨年11月にオープンした「目黒リパブリック」も地ビールが自慢のビアバー。常時7種類の日本の地ビールを用意し、中でも店オリジナルの「目黒ラガー」(冒頭写真右側・レギュラー420ml/1000円)は一番人気。
茨城の実力派ブリュワリー、常陸野ネストに依頼し独自に開発した地ビールで、ここでしか味わえない。香りがよく、フルーティーさもあり、後味には苦味も感じてバランスが良い。
その他、「スコティッシュスモークエール」(1100円)、「黒糖スタウト」(1100円)など、ユニークな味わいの地ビールも取り揃えている。この時期におすすめは、ゆずがほんのり香る「ゆずホ和イト」(1000円)。冬限定の地ビールだ。樽が終われば、店長おすすめの樽が入れられ、メニューが変わっていく。
地ビールメニュー。
より美味しく提供するためにサーバーにもこだわる。樽をそのまま冷蔵庫に入れたスタイルのサーバーで、より状態の良いビールが楽しめる。
サーバー自体が冷蔵庫になっている。
ボトルビールは、約200種類という圧巻の品揃え。スタッフはバーテンダーでもあるので、ビール他、お酒選びの相談にも乗ってくれるのが嬉しい。
びっしりとリストになったボトルビールのメニュー。
カウンターにも並べられている。
ビアバーではあるが、バーを中心に展開しているアズザクロウフライの店舗だけに、ウイスキーの品揃えも豊富。こちらも200種類近くはあるという。オリジナルでボトリングしたウイスキーも並ぶ。
びっしり並べられたウイスキー。
ビールを美味しく楽しむためにと考えられたフードメニューも充実。調理を担当しているのもバーテンダー。酒にあう料理が毎週考案されている。
ビアバー定番の「フィッシュ&チップス」(1000円)は、唐揚げやシュリンプ&チップス等アレンジ版もあり、日本では珍しい南米の生ソーセージ「カゼイラ(豚肉)」(600円)もスパイシーでビールによく合う。自家製のスモークサーモンは、大きな切り身ごとスモークし、旨味たっぷりに仕上がっている。
「カゼイラ(豚肉)」(600円)開いた形のソーセージ。
野菜やベーコンにチーズをたっぷりラクレットチーズをかけたメニューも人気。
フードも楽しめる充実の内容。
バーテンダーも認めるレベルの高い国産地ビールが揃う店。国産地ビールの美味しさを再確認してみてはどうだろうか。
【目黒リパブリック】
住所 | 東京都品川区上大崎3-3-1 オバタビルB1 |
電話番号 | 03-3441-6181 |
営業時間 | 18:00〜4:00(L.O.3:00) |
定休日 | 日曜・祝日 |
客席数 | |
客単価 | |
目標月商 | |
開店日 | 2010年11月19日 |
HP | hhttp://profile.ameba.jp/atcf-megurorepublic/ |
経営母体 | 有限会社アズザクロウフライ |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
村田 麻未(むらた あさみ) 2011年1月18日取材
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