ワインやビールに合わせた料理は幅広い。

　バールとトラットリア、二つの顔を持つ新しいスタイルのイタリアン「渋谷アチェーゾ」。渋谷の東口を出てすぐの所に今月20日オープンした。テーマカラーは赤。黒と赤を使った内装は、色気のある空間に仕上がっていて、“大人の渋谷”が過ごせる店だ。経営は、ダイナック。意外にも渋谷に店が少ない同社にとって、新業態での新たな試みである。


外観。


エントランス付近。右側がバール、左側がトラットリアへつながる。

　店内は二つの空間に分かれている。つまみと共に軽く一杯という時なら、30種類以上のタパスやピッツアがワインと共に楽しめるカジュアルなバールで。しっかりと食事をしたいという時なら、パスタ、メイン料理も充実するトラットリアでと、使い分けができるのも便利。


バール。


バール。


トラットリア。


トラットリアのボックスシート。別に16名まで入る半個室がある。

　オープンしてまだ1週間足らずだが、近隣オフィスのサラリーマンやOLを中心に、20代〜40代の幅広い層に受け入れられて早くも賑わっている。渋谷と言えば、若者がターゲットというイメージ。しかし、オフィスも多く、大人が行く店に困るというのも現状だ。そんな30代以降の大人には、ぴったりの店かもしれない。


バーカウンター。


店内に対してフルオープンになっている、オーブン前。


エントランス脇のワインセラー。

　料理は、本格イタリアン。中でも大人気なのが、「爆弾！ピッツァ　ボンバー」（980円）。大きく風船状に膨らんだピザのインパクトは一度頼むと忘れられない。なめらかに溶けたチーズが添えられていて、上に載せられた生ハムと一緒に付けて食べる。


大人気の「ボンバー」（980円）。直径20センチ以上はある、大きな風船状のピザ。


割って、生ハムと生地を一緒にチーズに付けて食べる。

　その他、女性に人気の「本日仕入れ野菜のバーニャカウダ」（980円）や、ビールでトロトロになるまで煮込んだ「スペアリブのやわらか煮込み」（1680円）、ビールにもよく合う「牛スジの辛旨い煮込みカラブリア風」（680円）等、バラエティに富んだメニューが並ぶ。


色とりどりの野菜が盛られた「本日仕入れ野菜のバーニャカウダ」（980円）


トロトロな食感の「スペアリブのやわらか煮込み」（1680円）

　ワインは、ボトルで2800円というリーズナブルな価格で14種類以上。520円〜のグラスワインも11種類以上と、ワイン好きにも満足いく品揃えになっている。

　ランチは、7種類から選べるパスタランチ。サラダ、前菜、自家製パンとドリンクバーが付いて980円とお値打ちで好評だ。

　大人が気軽に楽しめるイタリアン。渋谷で使える店になりそうだ。