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コーヒー豆の”レコルタン・マニピュラン”、ドミニカ共和国産「アタベイ」。東京・大手町のパイロット・カフェ、既存のプレミアムコーヒーに飽きたお客で人気。

2009.1.20
 中南米のイスパニョーラ島にあるドミニカ共和国。その首都、サント・ドミンゴから車で約2時間。限定された農家のみで育てられたコーヒー豆「アタベイ」。海抜1千メートルのジャングルに生い茂った木の陰で、伝統的な日陰栽培法により育てられ、農薬や化学肥料は一切使わない。手摘みされ、天日干しされて生豆のまま出荷される。年間1万トンも出荷できない希少コーヒーだ。自家栽培のブドウのみで醸造する、シャンパンの”レコルタン・マニピュラン”のようなコーヒー豆。しかも、ドミニカ共和国の生産者と公正な取引で日本に輸入されるという、フェアトレード商品。
「アタベイ」の大半はイタリアに輸出され、他の豆とブレンドされ、エスプレッソ豆として流通されている。ブレンドされず、自家栽培コーヒー豆としてブランド化し販売されているのは日本だけ。
 プレミアムコーヒーが、「スターバックス」や「タリーズ」により定着した中で、さらに上をいく、スペシャリティ・コーヒーを求めるマニアに人気となっている。

「カフェ・アタベイ」
東京都千代田区内神田1-4-2 大手町ポイントビル1F
電話:03-3518-0117
アタベイ ATABEY


「アタベイ」とは、先住民族タノイ族の女神の名。


時間をかけて淹れるハンドドリップは350円、マシン抽出は300円(Mサイズ)。


店内やネット通販でコーヒー豆も販売している。200gで1260円。


「カフェ・アタベイ」 外観


ドミニカの洞窟をイメージした店内。女神のペインティングの前に立つ、古川鮎子店長。


オーナーの三谷聖一氏。芸能関係の事業も手掛けている。