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高級店顔負けの接客と料理。
「つるとんたん」(東京・六本木/うどん)
第13回 2011年3月28日「あの店最近空いているらしいよ。全然予約が取れなかったのに。」「利益××%増ってニュースで見たけど、本当?」・・・たくさんの噂が飛び交う飲食業界。誰もが気になる、実際のところどうなの?を潜入レポート。噂の店の真実に迫る!

うどん屋のイメージを覆した人気店の今。
うどん屋とは思えない、シックな店内。直径30cmはあろうかという大きな器で出される、うどん。アレンジが効いた、品数豊富なメニュー。それまでのうどん屋のイメージを覆し、大阪から2005年に東京・六本木へ進出。瞬く間に人気店となった「つるとんたん」。その後、東京では昨年羽田空港店もオープンし5店舗。大阪と併せると10店舗を数える。
オープン直後から、行列が絶えなかった六本木店であるが、今はどうなっているのだろうか?

六本木店外観。
訪れたのは、震災から2週間経った平日のランチタイム。六本木界隈の人出は、まだ本来の勢いではなかったが、「つるとんたん 六本木店」は200席という席数でも12時で既にほぼ満席。

ゆったりとスペースが取られているフロア。テーブル、カウンター、座敷がある。
店に入ると、きびきびと動く黒服のスタッフが出迎えてくれた。スーツを着た黒服のスタッフだけで3名はいただろうか。モダンな広い店を黒服スタッフが効率良く回転させる様子は、うどん屋のイメージではない。入ってすぐ目の前に広がる大きなオープンキッチンには、調理スタッフが6名。スタッフの格好と配置から、割烹の厨房を見ているようで、スタッフも板前といった雰囲気。
店内は、女性の割合がやや多かったが、男性同士のグループも多い。20~50代の幅広い客層に支持されており、会社員風の人たち以外にも、買い物途中やわざわざ食事をしに来た主婦層の姿もあった。

全面がオープンになった広い厨房。スタッフは6人。高級料亭のような雰囲気。
メニューは、とにかく豊富。レギュラーメニューとは別に季節の特別メニューも冊子になっていて、色鮮やかで、旬の素材を取り入れたメニューに目移りする。トッピングも30種類近くから選べ、飽きることがない。つまみにもなる一品料理も豊富。ランチというくくりは無く、昼夜、同じメニューからシチュエーションによって選ぶのだ。ディナータイム用に、うどん懐石や鍋のコースも揃える。

クリーム、カレー、シチューなど、洋風味ベースのうどんも揃う。

一品メニューも豊富。ディナーの使い勝手もいい。
定番は、きつねうどん(680円)、カレーうどん(950円~)などだが、トッピング(100~850円)をしたり、麺を増量したりする人が多い。1200~1400円程度する特別メニューのうどんも人気で、単価は1000円を超えるくらいではないかと思う。中には、ランチビールを頼んだり、スパークリングワインを頼む女性もいた。

カウンターの前に並べられた大きな器。
六本木の2店舗でしか味わえないという「若竹と和牛山椒煮 木の芽風味のおうどん」(1380円)に、おすすめされていたトッピング「梅干し」(170円)を付けオーダーした。

「若竹と和牛山椒煮 木の芽風味のおうどん」(1380円)+「梅干し」(170円)
直径30cm近くありそうな大きな器の迫力は、運ばれてきた時に毎回嬉しくなる。どの素材も美味しく、丁寧に作られている印象だ。接客は実にスマートで、説明や対応は細やか。フレンチやイタリアンレストランのようでもあった。
店内の回転は速く、カウンターだけで3回転以上はするのではないだろうか。次々と客が来店しては、入れ替わっていた。うどんで1000円を超える単価はなかなかないが、サービスや料理の内容を考えたら、人気も頷ける。まだまだ業界ではオンリーワンの存在なのかもしれない。
■店舗情報
「麺匠の心つくし つるとんたん 六本木店」
東京都港区六本木3-14-12
03-5786-2626
http://www.tsurutontan.co.jp
【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ) 2011年3月25日取材
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