U-10 *バックナンバー
No.5
ダイヤモンドダイニングOB、居酒屋の原点、焼鳥で挑戦。

橋口 真寿男氏(株式会社タウンダイニング 営業部長)
・居酒屋の原点、焼鳥での挑戦
タウンダイニングの橋口営業部長の前職は、誰もが知る、飲食業界の注目企業ダイヤモンドダイニングの出身。新店ラッシュが続くなか、エリアマネージャーを務め、当時多くの店舗の管理育成を任されていた。当時を振り返る橋口氏は、「毎月、毎月の新店オープンでもう、無我夢中で仕事をしていた記憶しかないですね」と語る。
ダイヤモンドダイニングを退職後、個人で飲食店のオープニングプロデュースや、業態開発の支援を行っている中、橋口氏のクライアントの1社であったのが、現職のタウンダイニングであった。同社は、東京・花小金井にて「LA・VERDE」のFC店舗を運営しており、母体の株式会社タウンハウジングは不動産業。社長に熱心にプロデュース支援を行っている中、飲食の基本である、美味しい物をリーズナブル、正直に提供する事の気持ちなど、飲食に対する気持ちがお互い一緒であり、社長から「飲食部門を任せたい」との熱いオファーがあり、2008年9月に入社、営業部長を任される。
まず、橋口氏が目をつけたのが、「焼鳥」。焼鳥は、流行や、経済環境の動きにぶれにくい商品コンテンツだと橋口氏は語る。ダイヤモンドダイニング時代から、数々の飲食店を視察する中で、焼鳥は、高級店と大衆店との差が大きい。また、高級店では、1本、数百円もする店がある中、その部分をリーズナブルに提供できる焼鳥で勝負したい気持ちがあった。
そこで、次にルート探しに。通常の肉屋のルートは高く、肉の状態もいまいち、納得いかず、橋口氏の知人の飲食経営者に相談したところ、サッポロビールのフードビジネスサポート部を紹介してもらった。そこから、宮崎の都城市で養鶏場を営む、エビス商事を紹介を受ける。早速、宮崎に行き、エビス商事の養鶏場を視察。エビス商事のブランド「霧島鶏」を試食したところ、この地鶏であれば、低価格の焼鳥屋で勝負できる。自信をもってお客に提供できると判断して、メインの焼鳥は決まった。
焼鳥だけでなく、橋口氏は、サブの料理にも、力を入れた。1号店オープンの候補地である、上野の仲町通り(湯島)は、繁華街でもあり、近隣には、ホステスクラブも多数あり食事の需要も取り込める、炊きたての釜飯も取り揃えた。また、日本人は、生もの好きであることから、馬刺しもお店のアイテムとしてメニューに揃えた。霧島鶏・馬刺し・釜飯の看板メニューが揃い、2009年4月に湯島にて、念願の「わすれん棒」1号店がオープンした。

仲町通りに、ひときわ目立つ外観

霧島鶏 メニュー例

生米から炊き上げる釜飯。
そして、3ヶ月後に新宿東口に2号店を2009年7月にオープンする。「わすれん棒」の店名の由来は、人がいっぱい立ち寄ってもらう「とまり木の」、嫌な事をわすれて明日もがんばってもらいたいとの意味が込められている。

湯島・新宿の各店舗には、2m強の”わすれん棒”が設置されている。

「わすれん棒」1号店に近くにある、有機ワイン・銘柄ポークの専門店新業態 「I’m
Fine」。

ハンガリーの国宝豚「マンガリッツァ」やスペインの「イベリコピエンソ」。

料理一例

店内奥には、個室も用意。
タウンダイニングの社員の平均年齢は、30歳。将来、飲食で独立を考えている社員のファーストステージとして勉強してほしいと、メニュー構成やイベントキャンペーン係数管理まで、徹底的に教えると橋口氏は語る。2年先をメドにターミナル中心に10店舗の出店計画を立て、ベースの焼鳥をメインとした新業態も開発中。橋口氏は今もダイヤモンドダイニング社長、松村厚久氏を尊敬している。今後も、タウンダイニングに期待が高まる。
■企業情報
株式会社タウンダイニング
東京都千代田区岩本町2-6-12 第一中野ビル9F
電話:03-5687-2076
営業部長 橋口 真寿男(1973年生まれ 鹿児島出身)
■店舗情報
「LA・VERDE」花小金井店
東京都小平市花小金井1-8-2 ロイヤルパークス花小金井1F
電話:042-444-1067
「わすれん棒」上野店
東京都台東区上野2-11-7 ふじ芳ビル
電話:03-3832-2500
「わすれん棒」新宿本店
東京都新宿区新宿3-31-2 NS中央プラザビル2F
電話:03-3352-2500
「わすれん棒」新宿東口店
東京都新宿区歌舞伎町1-17-4 ポケットビル1F
電話:03-5285-3800
ビストロ「 I’m Fine」
東京都文京区湯島3-44-8 松宮ビル1F
電話:03-3834-3500


