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神楽坂で最も空に近い店。
「Cierpo(シェルポ)」
(東京・神楽坂/レストランバー)
第339回 2010年10月26日
夜景を見渡すソファー席。
カウンター席。
全体のデザインコンセプトは「現代の女性」。最先端を生きる女性のしなやかさと強さを表現しこの場所でホッと休息が得られることをイメージしている。家具は全てオーダーメイド、ソファー席の照明器具は日本国内で入手困難な希少な海外デザイナーの物を使用している。ホテルラウンジのような空間のソファー席は全5卓(16席)、配置の仕方も工夫がありどの席でもプライベート感がある。
ソファー席(夕刻)。
カウンターは全9席、6メートルの一枚板のテーブルで板の手前は角度を付けたカットが施されている。これはひじをかけたときに落ち着くようにという配慮のデザイン。窓際のソファー席が気になることなく夜景を望めるよう、床面には計算しつくされた段差が配されている。
看板メニューのトマトフォンデュ(1680円(お一人様向けハーフ1280円))は、3種のチーズとじっくり煮込んだ自家製トマトソースを使用。チーズはその特徴にあわせトマトソースに混ぜ込んで使用するものと直前にからめるものと分け、分量も含め絶妙のバランスで仕上がっている。ほか、イタリアンが主体のメニューにはトマトを使った料理が多く見られる。健康志向の女性客も多いことを想定し「トマト」をひとつの基軸食材とし、季節によりさまざまなトマトを使用していくという。トマトソースにもこだわり、しっかりと裏ごししたサラサラ系のトマトソースや、食感を残したタイプのトマトソース、フレッシュトマトのソースなど数種類を用意し料理毎に使い分ける。
3種のチーズのトマトフォンデュセット(バゲット付) 1680円。
高糖度トマト“アメーラ”のカプレーゼ 1200円。
プラムトマトの自家製ピクルス 680円。
飲み物はバーならではの本格カクテルや銘酒が楽しめる。なかでも最大のウリは、新鮮なフルーツやハーブを贅沢に使用し、素材の風味を最大限に活かした「ミクソロジーカクテル(1000円〜)」。季節の果物を色々取り揃え定番(20種類前後)以外にもお客様の要望でフレッシュ感たっぷりのその日の気分に合ったカクテルを作ってくれる。今の時期は柿や巨峰、ザクロなどが特におススメ。
ミクソロジーカクテル 1000円〜。
ワインはイタリアとフランスのものが中心でボトルは4200円から。1万円以上の特別な日の1本まで幅広く揃えている。
バー利用は勿論だが充分に満足のできるお料理のラインナップも見逃せず食事もあわせてゆったりと過ごしたい。神楽坂の石畳を散歩した後に夜景を眺めながらくつろぐという、新しい神楽坂での夜の過ごし方を教えてくれる一軒といえるだろう。
【Cierpo(シェルポ)】
住所 | 東京都新宿区神楽坂5-1 神楽坂テラス7F-A |
電話番号 | 03-3235-2777 |
営業時間 | 17:30〜翌2:30 |
定休日 | 日曜 ※翌月曜日が祝日の場合の日曜日は営業(代休月曜) |
客席数 | 25席 |
客単価 | 4,500円 |
目標月商 | 非公開 |
開店日 | 2010年10月4日 |
経営母体 | 非公開 |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ) 2010年10月26日取材
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