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フードリンクレポート


サワーだけじゃない!
冬にこそ楽しみたい、ホット「カルピス」とお酒の美味しい出会い。

2008.11.14
乳白色のとろりとした“初恋の味”と表現される甘酸っぱい飲み物・・・そう聞いて、「カルピス」!とわかる方も多いのではないだろうか。「カルピス」は、90年近い歴史のある、世代を問わず愛されている飲み物の1つといえるだろう。しかし、おやつとしてなど、子供の飲むものという印象が強いのも事実。ところが、最近はお酒で割って楽しむ“大人の「カルピス」”に注目が集まっている。そんな中でもこれからの寒い冬にぴったりな、ホット「カルピス」を使ったメニューにいち早く取り組む店を取材した。


「夜桜美人」

魚料理のお供に熱燗、焼酎お湯割りに加えて、ホット「カルピス」を使った酒メニューを

 まず、話を伺ったのは、JR新宿駅東南口より徒歩1分の好立地にある、「魚米(うおべい)新宿店」。川崎、八王子、立川など4店舗を構える、鮮魚が自慢の和風居酒屋だ。経営するのは、宮崎の地鶏・地頭鶏(じとっこ)の自社ファームをもち「わが家」や「じとっこ」などを展開する株式会社エーピーカンパニー(港区芝浦、代表・米山久氏)である。

 食育に注目が集まる中、改めて魚と米というシンプルな日本人ならではの食を見直そうと、2006年に1号店である新宿店をオープンさせた。

 同店の特徴は、まず席に着くとホールスタッフが、鮮魚がぎっしりとのったおかもちを持って登場する。そして、「今日のオススメの魚です。」と一通り魚を説明してくれ、実際に魚を見ながら注文できるのだ。ディスプレイされている店は増えつつあるが、どの席に座っていても素材を見ることができる店は、なかなか珍しい。さらに嬉しいのは、魚の種類や大きさにもよるが、「半身は刺身で、残りは塩焼きで」など調理法が選べることだろう。

 こうした、日替わりのおすすめメニューに加え、グランドメニューにある素材の旨みを残したままセイロで野菜や魚を蒸し上げる、瀬戸内名物「浜蒸籠料理」なども人気だ。

 男性的なイメージが強い和風居酒屋という形態でありながら、魚料理=ヘルシーというイメージと、調理法が選べるというスタイルから、店を訪れる半数は女性だという。

「やはり、鮮度のよさから刺身を注文していただくことが多いのですが、やはり刺身は胃を冷やしてしまいます。そんなとき、お酒に強いお客さまであれば、熱燗や焼酎のお湯割りなどを選んでいただけるのですが、そうでない方だともう少し飲みたいと思いながらもお茶に切り替えられるお客さまが多い。そこで、お酒にあまり強くない方や、乳酸菌が豊富であることから健康的な面でも、ホット「カルピス」を使ったお酒に魅力を感じて、今回使わせていただくことにしました。」と話すのは、広報/販促企画部部長の米山順子さん。

「魚米」全店において、ホット「カルピス」の焼酎割り、梅酒割り、カシス割りと3種類を提供していく。また、これからの寒い季節、まず体を温めたいときのファーストドリンクとしてもぴったりといえるだろう。


「魚米」立川店 店内


「魚米」 刺盛


甘さを活かした、見た目も美しいオリジナルホットカクテルを展開

 次に、ご紹介するのは100店舗100業態「業態開発No.1」を目指す、株式会社ダイヤモンドダイニング(港区東新橋、代表・松村 厚久氏)の池袋にある「オペラハウスの魔法使い」だ。

 様々なコンセプトで店舗を展開する、ダイヤモンドダニングならではのオリジナル空間が楽しめる。それぞれ、舞台をイメージしたメインダイニング「オン・ステージ」や、観劇席をイメージした半個室席「ロイヤルボックス」、舞台裏を彷彿させるカーテンで仕切ることができる個室席「カーテンコール」などとフロアに名前がついており、まさにオペラハウスだ。

 煌びやかなシャンデリアや深紅のインテリアを使ったゴージャスな店内では、「ファントムの奏でる5重奏」や「魔法使い特製サイフォンスープ」など、雰囲気にぴったりで女性の心をくすぐるメニューが楽しめる。
 女性同士のグループや合コンなど、女性が多く訪れる同店で、Winter Hot Cocktail Fairと銘打って展開する、オリジナルホット「カルピス」カクテルは3種類だ。
 
 まず、美を意識する女性に人気が高い薔薇の香りに、「カルピス」の酸味とイチゴの甘みが絶妙なハーモニーを奏でる、「ローズガーデン」(890円)。冬景色をイメージした鮮やかなブルーが印象的な、ホット「カルピス」とバナナと林檎を使ったさっぱりとしたカクテル「ジークフリード」(920円)は、男性にも人気がでそうな一品だ。また、オペラ座の怪人のマスクをモチーフにした飾りが気分を盛り立てる、同店定番のアイスやフルーツと一緒に楽しむデザート感覚のホットカクテル「オペラハウスの白魔法」(1,050円)もこの季節ならではの味わいだ。


「オペラハウスの魔法使い」


ローズガーデン(890円) ジークフリード(920円) オペラハウスの白魔法(1050円)


桜散る妖艶な雰囲気で楽しむ、ホット「カルピス」カクテル

 同じく、ダイヤモンドダイニングが池袋東口徒歩1分で手がける個室ダイニング「夜桜美人」でも、ホット「カルピス」カクテルが楽しめる。

 遊郭をイメージした、遊女絵図や金屏風が飾られ、満開の夜桜が咲き乱れる幻想的な空間。恋が叶うと評判のミニ神社や、紅時雨や嵐山など桜の品種の名前がついた個室を中心とした座席など、非日常が味わえると好評だ。
 
 今回、「初冬、夜桜美人のホット「カルピス」フェアー」として、やはり桜の品種の名前を使ったカクテルを2種類用意している。巨峰を使った、優しい色合いのホット「カルピス」カクテル「小松乙女」(850円)と、白桃の甘みと「カルピス」の甘酸っぱさが楽しめる「白雪」(850円)。乳白色の優しい色合いのカクテルは、冬に楽しむお花見にはぴったりだ。

 同店名物の「化粧師の手巻き寿司」や和豚もちぶたを使った、南高梅でさっぱりと楽しめる「梅しゃぶしゃぶ」などのメニューとともに味わいたい。


「夜桜美人」


小松乙女(850円) 白雪(850円)


「カルピス」とお酒の相性に改めて注目

 「カルピス」でお酒というと冷たい「カルピス」サワーがこれまで定番だったが、温めることでよりまろやかになるホット「カルピス」を使ったメニューは、まさにこれから。また、多くの方が知っている商品であることから、店内にあるテーブルテントなどをみて、お客さま同士の会話で話題になることも予想される。そして、子供の頃によく飲んだけど最近飲んでいないという方も、懐かしさから注文されるケースも。

 また、今回はホット「カルピス」のキャンペーンを取り上げたが、コールドメニューとして、最近人気のベルギービールのようなフルーティーさが感じられる「カルピス」ビアやよりさわやかな風味が楽しめる「カルピス」シャンパンなどもおすすめしたい。

 子供の飲み物、という印象が強い「カルピス」だが、実は大人にもぴったりの改めて注目したい飲料といえるだろう。


【魚米 新宿店】
住所 東京都新宿区新宿3-35-10 ローヤルプリンスビルB1
電話番号 03-6240-8224
営業時間 月〜土 17:00〜24:00(LO23:00)
日17:00〜23:00(L.O.22:00) 
定休日 無休
客席数 75席
客単価 4,300円
経営母体 株式会社エーピーカンパニー

【オペラハウスの魔法使い】
住所 東京都豊島区南池袋2-16-8 藤久ビル東3号館B1
電話番号 03-3985-2193
営業時間 月〜木17:00〜24:00
金土祝前17:00〜翌4:00
日祝17:00〜23:30
定休日 無休
客席数 98席
客単価 2,800円
経営母体 株式会社ダイヤモンドダイニング

【夜桜美人】
住所 東京都豊島区南池袋1−21−2 ヒューマックス南池袋4F
電話番号 03-5952-5860
営業時間 17:00〜04:00(LO03:00)
日祝17:00〜23:00(LO22:00)
定休日 無休
客席数 188席
客単価 3,500円
経営母体 株式会社ダイヤモンドダイニング


【取材・執筆】 鈴木 明日香(すずき あすか) 2008年11月14日執筆


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