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フードリンクレポート


関東に泳ぎ活イカを広める!を使命感に燃える!!
泳ぎ活イカ関東最安値2480円
赤澤 伸氏
株式会社 洋伸 代表取締役

2009.11.20
千葉県で居酒屋7店を展開する洋伸。総合居酒屋「とに火久」を出店してきたが、リーマン・ショックで不振に陥る。泳ぎ活イカを名物に、見事復活した。そして、「泳ぎ活イカ関東最安値2480円」をコンセプトに攻撃に転じる。


泳ぎ活イカのいけすの前で、赤澤伸氏。

「酔虎伝」FCで独立、ベスト5へ

 赤澤氏は、不動産業を営む父親の三男坊として育ち、小さいころから飲食業にあこがれていた。調理師専門学校を卒業し、上野の割烹料理店で板前修業をするも昔ながらの業界の慣習に合わず2ヶ月で辞めた。

「先輩から下駄で叩かれたことに反抗して、飛び出しました。厳しい両親からは勘当され、長兄から貰った10万円を手に、知人がいた名古屋に向かいました。熱田区の中央卸売市場で朝4時から働き、夕方には錦の飲食店で珍味を売り歩きました。そんな生活を1年近く続けていたら、勘当されたはずの父から電報が届いたんです。南柏のビルを買って、1階の酔虎伝の経営権も引き継いだので、お前やれと言われました」と赤澤氏は語る。当時、21歳だった。

 スタッフを総入れ替えし、1年後にはマルシェFC加盟店の中で売上高伸び率がベスト5に輝いた。買収時に月商600万円だったのを、1000万円以上に引き上げた。現在、常務取締役の柴田賢一氏は、当初のアルバイトで採用され、赤澤氏と会社をずっと育ててきた。

「チェーン店ですが、最低限のもの以外は市場から仕入れて、本日のお勧めとして売りました。FCとしては絶対にダメですが、独自業態を立ち上げるつもりだったので気にしませんでした。アルバイトも経営者の私も20歳そこそこだったので失敗もしましたが、勢いがありました。燃える集団でした。今もそうです。」

「私みたいな加盟店がいると困るので、FCで店舗を広げる気持ちになれないです(笑)。本部の看板で商売をすると、業績が良い時は加盟店ともウィンウィンの関係。でも、いざ売上が落ちると本部が支援する訳ですが、出来る部分と出来ない部分があります。私には本部の責任が取れません。業界柄、食中毒の問題も出てきます。同じ波動を持つFCの方ができればいいですが、難しい。」


泳ぎ活イカ 2,480円。


全文(有料会員様専用)の見出し
総合居酒屋「とに火久」で不況に会う
まずは、鮮魚居酒屋

泳ぎ活イカ関東最安値2480円
3組に1組が泳ぎ活イカを注文
関東に泳ぎ活イカを広めるのが使命
(写真9点、約4千文字)

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2009年11月13日取材

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