フードリンクレポート
ミシュラン京都・大阪版で認定。
世界一の美食大国は日本!美食街は祇園!
記者発表が行われた京都・祇園の建仁寺とミシュランマン。
・東京版初回と同数の150店が星付きレストランに認定
10月23日に発売された「ミシュランガイド」京都・大阪版は、日本では2007年より発行されている東京版に次ぐ2つ目のガイドブック。「ミシュランガイド」は世界23カ国を網羅しており、ミシュランの戦略としてアジア重視の姿勢を打ち出している。そうした中で昨年からは、香港・マカオ版が発行されており、アジアでは3冊目のシリーズとなる。
初の京都・大阪版と3回目となった東京版。
京都・大阪版で星を獲得した店は、3つ星7店、2つ星25店、1つ星118店の計150店。
11月20日に発売された新しい東京版では、3つ星11店、2つ星42店、1つ星144店の計197店に星が付いている。しかし、2年前の初回版では、3つ星8店、2つ星25店、1つ星117店の計150店に星が付いており、初回版の星付きレストランの数では、京都・大阪版と東京版は互角であると言えよう。
ちなみに東京最新版の3つ星レストラン11店は、パリの10店を抑えて、世界の都市では最多。3位は6店の京都となっている。
京都・大阪版の7人の3つ星シェフ。中央の和服姿は門川大作京都市長。左は日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長、右はミシュランガイド総責任者ナレ氏。
ミシュラン東京版2010で選出された11人の3つ星シェフ。
<続く>
全文(有料会員様専用)の見出し
・和食の京都、バラエティに富んだ大阪、国際的な東京
・京都の星付きレストランは祇園への一極集中が顕著
・京都では旅館の掲載が画期的、3店が料理で星も獲得
・大阪でもレストランの需要増は今後の景気回復待ち
・世界基準で日本料理が評価されたことが一番の収穫
・東京版に比べてもサプライズのなかった京都・大阪版
(写真24点、約9千9百文字)