フードリンクレポート
広島カフェ文化の旗手コンプリート・サークル、東京に2号店。
「SUZU Cafe」、銀座通りに4月オープン。
カフェ「Central(セントラル)」のファサードで、内田優二氏。
・「SUZU Cafe」04年渋谷、10年銀座
広島でカフェを展開するコンプリート・サークルの内田氏が、初めて東京に出店したのは、2004年7月。「IDEE」がプロデュースした大人のための複合商業ビルとして話題だった「ナビ・シブヤ」に「SUZU Cafe」を出店。ゼットン「神南軒」、第一興商「ウメ子の家」など人気店が入居するビル。東京では知られていなかった内田氏は通い詰めて入居させてもらった。
「SUZU Cafe」は様々なアンティーク家具がゆったりと配置された安らぎの空間。数十万円のアンティーク椅子も並び、1脚1脚が異なる。じわじわと認知が上がり売上げも安定。東京2店目を探していた。
「SUZU Cafe」渋谷店。
銀座店のイメージ。デザインは内田氏が行う。
そして、出会ったのは三井不動産が開発を手掛ける銀座2丁目の越後屋ビル。2010年4月の竣工予定。銀座通りに面し、1階には高級アパレル、中層階には外食・美容などの店舗が入る。「SUZU
Cafe」は、6階の55坪に入居する。11時〜翌2時という長時間営業を予定。客単価1500円で月商1200万円を目指す。コンプリート・サークル恒例のDJブースも設ける。
東京のSLDも銀座インズに「kawara CAFE & DINING」を今年8月にオープン。11時半〜23時まで営業している。SLDの全店の中で、銀座店は9月に売上高1位。しかも、運営が追いつかず、カフェタイムを閉めて営業時間を減らしたにもかかわらず。銀座のカフェ需要は満たされていないようで、コンプリート・サークルの「SUZU Cafe」にも期待がかかる。
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・巨大な吊り天井、便器が3つ
・福岡の重要文化財にカフェ出店
(写真12点、約1千8百文字)