フードリンクレポート


ノロウィルスを阻止。
食品に直接噴霧できる「パストリーゼ77」。

2010.2.17
冬になって勢いが止まらないノロウィルス。外食店で食中毒を発症すれば、保健所から営業停止処分を命じられ、ブランドに大きな損害を与える。製菓用酒類トップメーカー、ドーバー酒造株式会社が製造するアルコール除菌剤「パストリーゼ77」が、食品に直接噴霧しても安全・安心と注目を集めている。


ドーバー洋酒貿易株式会社 代表取締役社長 新井重幸氏。

刺身に直接噴霧しても、そのままで提供できる

 ノロウィルスは、カキなどの貝類による食中毒と感染した人の糞便や嘔吐物、またはそれが乾燥し、塵埃を吸い込むことにより感染する。人から人へ感染し、連鎖的に集団感染を起こす。

 厚生労働省によると、2008年のノロウィルスによる食中毒は総事件数1,369件の内303件(22%)、患者数では総患者数24,303名のうち11,618名(48%)。病因物質別にみると、ノロウィルスは患者数では第1位。

 月別には、2008年1月80件3532名、2月60件2123名、3月47件1458名、12月56件1920名。患者数の78%が冬場に発生している。天皇陛下も2月にノロウィルスに感染し、急性腸炎となったことで、一気に注目が高まっている。

 その中、「パストリーゼ77」が安全性と使い勝手の良さで高い評価を受けている。アルコールに高純度の緑茶カテキンを配合し、カテキンの抗ウィルス力により、ノロウィルスを死滅させる。調理器具だけでなく食材に満遍なく直接噴霧するだけ。噴霧した後は拭きとらず自然乾燥させる。カテキンが表面に留まり効果を発揮する。刺身にも直接噴霧し、そのままラップをかけておけば、ノロウィルスにも効果を発揮。


おしゃれなパッケージの「パストリーゼ77」。

 但し、カキなど2枚貝はノロウィルスの危険性が高いが、貝の体内に存在するため、噴霧するだけでは殺せないことは要注意。貝を調理する際に使用した包丁やまな板にノロウィルスが付着するので、それらに満遍なく噴霧すればノロウィルスは死滅する。

 塩素系除菌剤は、食品に直接噴霧した後、残留は食品衛生法で認められなく、完全に水洗いをしなければならないし、塩素の臭いが食品に移る可能性がある。最近よく見かける酸の入った除菌剤も水洗いが必要、包丁など金属をサビさせる危険性と食品に噴霧すると強い酸味や変色といった不都合がある。

「パストリーゼ77」はアルコール度数77%の高濃度による瞬間殺菌力と高純度のカテキンによる抗菌持続性、抗ウイルス力を有している。噴霧後30秒で1000個のノロウィルスが1個に減少することが確認されている。しかも、口に入れても問題のない原材料だ。


酒造メーカーだからこその安全・安心

「パストリーゼ77」の主原料となるアルコールは、100%サトウキビを原料とした発酵アルコール。しかも遺伝子組み換えは使用していない。また業界初の消防法に基づく自動充填システムを導入し、衛生に配慮した厳格な工場で製造されている。除菌力が最も強いといわれるアルコール分70〜80%とするため、ドーバーは最新の設備導入を図った。


「パストリーゼ77」を製造する三田工場(兵庫県)。


専用の工場棟。

 次の原料は、精製水。農薬をも除去する逆浸透膜とイオン交換樹脂を使って高純度純水を作り出した。アルコール度数調整の為に使われているが、不純物がなく噴霧した対象を汚染することがない。

 さらには、高純度カテキン。強力な抗ノロウィルス効果があり、しかも噴霧しても着色の心配がない。そして、保湿成分である乳酸ナトリウム、静菌効果のあるグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルを使用。共に、味や香りに影響を与えない。

 タレントの今田耕司は清潔好きで知られるが、「パストリーゼ77」のファン。レギュラーを務める日本テレビ番組『アナザースカイ』で紹介し、安全性と除菌効果をアピール、家庭も含めて一気に話題となった。

 また、南極観測隊の指定商品となっている。1名でも食中毒になれば全員に感染する危険性があり、除菌効果の高いものを求めてたどり着いたのが、「パストリーゼ77」。

 ノロウィルスのピークは3月で一段落するが、一年を通して無くなることはない。食中毒を起こすことによる様々なダメージを想像すれば、予防策を取った方が良い。企業規模が大きくなるほど、食中毒のダメージは大きい。


「パストリーゼ77」


【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年2月14日執筆