フードリンクレポート
ウイスキーの本場アイリッシュはウイスキーをどう楽しんでる?
ウイスキー人気はホンモノか?現場潜入レポート Day 10
アイルランド人のジョディさんの自宅に伺って、ウイスキーの楽しみ方を教わりました。
・ウイスキーの本場アイリッシュはウイスキーをどう楽しんでる?
最も古くからウイスキーが作られていた地域、アイルランド。ウイスキーの世界5大産地の一つでもあり、そこで作られるウイスキーはアイリッシュウイスキーと呼ばれています。
アイリッシュウイスキーの特徴は、原料の麦芽を燻蒸する際にピート(泥炭)を使わないことと、蒸留を3回(スコッチの多くは2回)行うこと。これによって、まろやかな味わいのウイスキーになります。
この日は、私の友人の旦那様でアイルランド人のジョディさんの自宅に伺って、ウイスキーの楽しみ方を教わりました。「スムースで、どんな時でも飲みやすいのがアイリッシュウイスキーの魅力。」と語るジョディさん。アイリッシュウイスキーがあまり日本で売られていないのが残念とも。
ウイスキーを片手に料理をするジョディさん。
家族全員がウイスキー好きというジョディさんですが、ウイスキーを飲むのは、大体食後。食事中はワイン派だそう。食後、ロックで飲むのがいつものスタイル。それが一番本来の味を楽しめると。
早速、お気に入りのウイスキーコレクションを見せてくれました。そのほとんどがアイリッシュウイスキー。
お姉さんからプレゼントでもらったという「ブッシュミルズ」は、蒸留所でしか手に入らない、ジョディさんの名前入り特注品。筆記体で名前が入れられています。
そんな中、面白い物を発見!棚にグラスと共に飾ってあるのは、ウイスキーの入ったデキャンタ。
いつも飲むお気に入りの「ブッシュミルズ」がデキャンタに入っています。
デキャンタに入れておくと、味がまろやかになってさらに美味しくなるとのこと。明確な裏付けがあるかどうかは分からないらしいのですが、これも本場ならではの知恵?
人気のアイリッシュウイスキーの一つ、「ジェイムソン」。なんとジョディさん、学生時代にアイルランドのダブリンにあった「ジェイムソン」のミュ—ジアム内のバーで、バーテンダーのアルバイトをしていたとか。筋金入りのウイスキー好きです。
何種類かアイリッシュウイスキーを飲ませてもらいまいしたが、最近よく飲んでいたスコッチとは違い、やはりまろやかで飲みやすい。ピート香のような強烈な香りはなく、代わりにちょっとクリーミーな味わいがあり、飲み疲れしません。
締めは、ホットウイスキー。アイルランドでは、風邪を引いた時は必ずホットウイスキー!という定番だそうで、寒い冬にも欠かせない飲み物だとか。作り方を教えてもらいました。
まず、レモンをスライスして、クローブを皮の部分に挿していきます。
レモンに挿すのはジョディさん流。レモンにたくさん付いた☆マークがカワイイですよね。
砂糖を好みの量加えます。この時は小さじ1杯くらい。
そこへアイリッシュウイスキーを注ぎ、
沸かしておいたお湯を注ぎます。そしてよく混ぜたら出来上がり。
熱々で飲めば、ビックリする程体の中から温まる飲み物です。
ウイスキーの本場アイルランドの、ウイスキーがある生活を垣間見ることができました。