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フードリンクレポート


不景気の時こそ出てくるカフェ業態。
〜不景気に強いカフェ業態から、新たな価値を生み出すコミュニティ創造へ〜(4−1)
楠本 修二郎氏 カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長

2010.7.25
カフェを通じて、コミュニティを創り出し、ライフスタイルを提案してきた「カフェ・カンパニー」が新たに、フィットネスクラブ、ホテルダイニング、ファーマーズマーケットなど話題のスポットをプロデュース。カフェ経営に留まらない、他業態との新しいコラボレーションが多くの注目を浴びている。コミュニティ創造と新たな価値の提供。その根底にある考えとは?楠本修二郎社長に迫る。4回シリーズの1回目。レポートは村田麻未。


カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長 楠本修二郎氏。

不景気の時こそ出てくるカフェ業態

 近年、話題のスポットを次々とプロデュースしてきたカフェ・カンパニー株式会社(以下、カフェ・カンパニー)であるが、楠本氏によれば、不景気だとカフェ業態が多く出てくるという。「客単価が低く、立地も2流立地が適しているので、決して儲かる業態ではありませんが、不景気になり経済要件が下がってくるとうまく回る業態なんです。」


「WIRED CAFE360°」(原宿)。

 かつて、同社がカフェビジネスを始めた頃がそうだった。1997年、山一證券が経営破たんした、いわゆる“山一ショック”の際、不景気に陥り、あちこちで不動産に空きが出た。その場所を使って、カフェを始めたという。
<続く>

【取材】 安田 正明(やすだ まさあき)  2010年7月13日取材
【執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)

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