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フードリンクレポート


日本初のフラッシュマーケティング「ピク」が登場。
〜半額は当たり前!? 大胆割引で集客、フラッシュマーケティング〜(5−1)

2010.8.29
インターネットで共同購入者を募り、3割引から9割引という大胆な割引設定のクーポンを発行する「フラッシュマーケティング」。アメリカで2年ほど前に始まり、早くも500億円市場にまで急成長していると言われる新サービスだ。日本でも今春より始まり、相次ぐ参入でサービス提供会社は既に30社を超えるという。この「フラッシュマーケティング」の特徴として、飲食店のクーポンが非常に多い。こんなにも割り引いてどんなメリットがあるのか、販売促進につながるのか、取材してみた。5回シリーズ。レポートは長浜淳之介。


日本におけるフラッシュマーケティングの開拓者、ピク メディアの森デイブ社長。

日本初のフラッシュマーケティング「ピク」が登場

 閃光のように一瞬で販売完了してしまうから名づけられたという、「フラッシュマーケティング」。

 インターネット上で、1エリア・1日・1商品限定で、最低でも3割引、甚だしきは9割もの驚愕の大幅割引で共同購入者を募り、購入人数の下限と上限、使用できる期間を決めて販売する全く新しいタイプのクーポンサービスだ。決済はクレジットカードで行われる。

 このサービスを考案したのは、アメリカのシカゴに本社を置くグルーポン社。2008年11月設立。サービスを開始して2年足らずで年商約300億円、年間推定利益約45億円を計上したという急成長中のニュービジネスである。ちなみに「グルーポン」は、グループとクーポンを合わせた造語である。

 日本でもグルーポンの成功に倣って、同様なサービスを提供する広告代理業の会社が次々と出現しているが、その口火を切ったのはピク メディア(本社・東京都渋谷区千駄ヶ谷)が提供する「Piku(ピク)」である。

 日本初のフラッシュマーケティングサイトとして「ピク」がスタートしたのは、今年4月20日。7月末までに50種類のクーポンを発行し、総数約4万5000枚を販売した。


「ピク」ホームページ。
★続く

【取材・執筆】 長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ) 2010年8月26日執筆

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