フードリンクレポート
長崎漁港とコネクションで「東京鮪酒場」誕生。
〜メッド復活! 生本マグロ「東京鮪酒場」FC展開、「アズールカフェ」出店〜(3−1)
掛本明夫氏 メッドグループ代表
2010.9.8
2000年代前半に一世風靡した個室ダイニング「忍庭」「川のほとりで」のメッドダイニング株式会社が再び動き始めた。生本マグロを安価で提供する「東京鮪酒場」を開発。現在、東京・八丁堀、日本橋、神田に直営3店。そして10月下旬にはもう1店神田に出店予定。そして、秋からFC展開を始める。また、個室イタリアン「アズール」もカフェ業態を出店。掛本氏は血気盛んな64歳だ。3回シリーズ。レポートは安田正明。
「東京鮪酒場」は、国産の生本マグロを漁港から店に直送。
・長崎漁港とコネクションで「東京鮪酒場」誕生
「東京鮪酒場」1号店は、今年3月に東京・八丁堀にオープン。そして、5月に日本橋茅場町、8月に神田、そして10月に神田のガード下にもう1店開ける。レトロ感のある内外装で、国産の生本マグロの刺身やにぎりを名物に近隣の会社員で繁盛している。
八丁堀店。
八丁堀店 店内。
ミソは冷凍物ではない生本マグロ。赤味、中トロ、大トロの3種盛りで990円と高級寿司店でしか出せないような本物を低価格で提供している。その秘密は、長崎県長崎漁港、三重県尾鷲市三木浦漁港、岩手県大船渡漁港の協力で中間業者を通さず、漁港から店舗に直送していること。
赤味、中トロ、大トロの3種盛りで990円。
「今までマグロ専門居酒屋はなかった。エアポケットです。長崎漁港のボス的な方とコネクションを作り、市場価格の半値くらいで仕入れられるようになりました。それでも、マグロ刺身は安く出しているので原価率45%。マグロばかり食べられたら店が潰れてしまう(笑)」と掛本氏。
★続く
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