フードリンクレポート
反骨の慶應大学政治学科卒業シェフ。
〜ハーブと化学でお客を感動させる!反骨の慶應卒シェフがフレンチ「レフェルヴェソンス」に登場。〜(3−1)
生江 史伸(なまえ しのぶ)氏 株式会社サイタブリア 副社長 エグゼクティブシェフ
2010.9.22
9/4に閉店したフュージョンレストラン「サイタブリア」。石田聡氏(株式会社サイタブリア 代表取締役)は次の時代を見越して、跡地にフレンチレストラン「L’Effervescenceレフェルヴェソンス」を9/14オープンさせた。そのエグゼクティブシェフに就任した生江史伸氏は「ミシェル・ブラス」(洞爺湖ウィンザーホテル)、「ザ・ファットダック」(英国ロンドン)の3つ星店でスーシェフ等を務めた逸材だ。3回シリーズ。レポートは安田正明。
生江 史伸(なまえ しのぶ)エグゼクティブシェフ。キッチンにパソコンを導入。
・反骨の慶應大学政治学科卒業シェフ
生江氏の学歴は、シェフの中では異色だ。留学生の多い国際基督教大学ICU高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部政治学科に進んだ。
「なぜ慶應まで出て料理に?とよく聞かれます。大学で広い世界を知りたかった。ICUの高校で、世界にはこんな面白いやつがいるんだ、日本のような小さい村に止まってる必要はない、と思っていました。大学で実家から独立し、食うのに困るといやだと思ってスパゲティ屋でアルバイト。卒業時はバブル崩壊。このまま一般的な就職しても見られるものが少ない。料理は世界共通で突き抜けるものがあり、世界に出ても困らないと思い、イタメシブームの中、スパゲティ屋に就職しました。仕事がなかったらコックにでもなれ、というのがオヤジの口癖、なら、コックになって一人前になる(笑)。」と生江氏。
フレンチレストラン「L’Effervescenceレフェルヴェソンス」のラウンジにて。
★続く。
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