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「ミシェル・ブラス」「ザ・ファットダック」3ツ星で認められる。
〜ハーブと化学でお客を感動させる!反骨の慶應卒シェフがフレンチ「レフェルヴェソンス」に登場。〜(3−2)
生江 史伸(なまえ しのぶ)氏  株式会社サイタブリア 副社長 エグゼクティブシェフ

2010.9.23
9/4に閉店したフュージョンレストラン「サイタブリア」。石田聡氏(株式会社サイタブリア 代表取締役)は次の時代を見越して、跡地にフレンチレストラン「L’Effervescenceレフェルヴェソンス」を9/14オープンさせた。そのエグゼクティブシェフに就任した生江史伸氏は「ミシェル・ブラス」(洞爺湖ウィンザーホテル)、「ザ・ファットダック」(英国ロンドン)の3つ星店でスーシェフ等を務めた逸材だ。3回シリーズ。レポートは安田正明。


フレンチレストラン「L’Effervescenceレフェルヴェソンス」、9/14オープン。

「ミシェル・ブラス」「ザ・ファットダック」3ツ星で認められる

「サイタブリア」で料理に行き詰った時、ニューヨークを旅した。料理専門書店で1冊の本に出会う。

「ニューヨークの料理専門書店でミシェル・ブラスの本を見つけたんです。後光が差してました。僕のやりたかった料理だったんです。フランス語も分からず、どうやって作るんだろう。でもこの料理やりたい。そう言えば、この人は北海道・洞爺湖ウィンザーホテルで店(ミシェル・ブラス トーヤジャポン)を開いているな、手紙を書いてみようと思い立ちました。」

「試しに1週間来て見ないかと言われて喜んで行きました。キッチンでいろんな担当を回され、最終日に日本人シェフとフランス人シェフに呼ばれ、来てみないかと。合格です。」

 ミシェル・ブラスは、郷土の素材を使って料理を創作し、現代フランス料理界を代表する料理人。オーナーシェフとして「ブラス」をフランス・ライオール村で経営している。1999年からミシュラン3ツ星を維持し続ける名店。日本で初めて、2002年に北海道・洞爺湖ウィンザーホテルに「ミシェル・ブラス トーヤジャポン」を出店。客席55席に対し、厨房に15人近くのスタッフを抱える。


「ミシェル・ブラス」「ザ・ファットダック」でスーシェフを務めた生江シェフ。
★続く。

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年9月8日取材

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