フードリンクレポート
史上最多43団体出場。優勝は初出場「甲府鳥もつ煮」。
〜首都圏初開催の 第5回B-1グランプリ。入場者数最多の43万5千人〜(5−1)
優勝し大会会長の小林常良・厚木市長(前列左)より、金の箸のトロフィーを受け取った山梨県甲府市「みなさまの縁をとりもつ隊」。
・史上最多43団体出場。優勝は初出場「甲府鳥もつ煮」
B級ご当地グルメの祭典「第5回B-1グランプリ 厚木大会」(主催:愛Bリーグ、B-1グランプリin厚木実行委員会)は、B級グルメの全国的な盛り上がりに加えて、神奈川県厚木市という首都圏での初の開催、9月18日(土)・19日(日)両日とも真夏のような好天に恵まれたこともあって、2日間の入場者数は予想の30万人をはるかに上回り、43万5000人を数えた。
入場者数は18日17万5000人、19日26万人。昨年秋田県横手市で開催された横手大会の26万人を大幅に更新して過去最高となった。19日の1日だけで昨年並みの入場者数を集めた。
今年はメディアの注目度も高く、5年目にして早くも日本の秋の名物行事の一角に入ってきたと言えるだろう。
会場は、小田急線本厚木駅より徒歩3分ほどの第1会場「イトーヨーカ堂駐車場」18団体と、1キロメートルほど北方の相模川に面した第2会場「厚木野球場」31団体。
B-1グランプリに向かう人でごったがえす、小田急本厚木駅。
第1会場 イトーヨーカ堂駐車場。
第2会場 厚木野球場。相模川の河原で涼む人も。
提供されたB級グルメの数々。
来場者の割り箸投票数で順位が決まるが、投票場は両会場に設置された。
実際、当日の会場は各出店ブースとも長蛇の列。最後尾がどこにあるのかもわかりにくいほどの人ごみで、1皿200〜500円のB級グルメに1時間待ち、1時間半待ちもざらという状況。いかに手際よくさばいて提供時間を短くし、出数を多くできるかが勝負の1つのカギであった。
先に100円券10枚綴りのチケット(1000円)を買うシステムであったが、19日は正午前にはもう売り切れていた。なのであとは現金払いで対応していた。投票終了の1時間前である3時頃ともなると、提供数全て完売するブースもちらほらと見受けられた。
そうした中で延べ3900人のボランティアの協力もあり、事故もなく日程を終えた、運営側の頑張りは賞賛に値し、次回の近畿圏初開催となる兵庫県姫路市の姫路大会につなげた。さて、結果は9月20日付「スナップショット」で既報のとおり、優勝のゴールドグランプリには、初出場山梨県甲府市「甲府鳥もつ煮」を提供した「みなさまの縁をとりもつ隊」(土橋克己会長)が輝いた。
僅差の2位シルバーグランプリに、岡山県真庭市「ひるぜん焼そば」でこちらも初出場。3位のブロンズグランプリに昨年2位の青森県八戸市「八戸せんべい汁」が入った。
■投票結果(上位10位まで 料理名/都市名/箸の重量:単位g)
1位 甲府とりもつ煮 山梨県甲府市 42,110g
2位 ひるぜん焼そば 岡山県真庭市 41,520g
3位 八戸せんべい汁 青森県八戸市 39,600g
★続く。
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