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フードリンクレポート


生産現場を見に行こう。
〜総合チェーン「きちり」のメニュー訴求力には限界がある。
専門店メニューをチェーンに落とし込み魅力アップ〜(3−1)
平川 昌紀氏 株式会社きちり 代表取締役

2010.9.29
きちりは「純正 コラーゲンスープ店」(東京・池袋、2009年11月開店)、「いしがまやハンバーグ」(東京・吉祥寺、10年9月開店)、イタリアン「アルトロ・ル・オーゴ」(大阪・堂島、10年9月開店)と専門店を次々に出店している。チェーン戦略を変更した訳でなく、強化するのが目的。オーストラリアへの社員旅行から帰国したばかりの平川昌紀氏に聞いた。3回シリーズ。レポートは安田正明。


平川昌紀氏。品川に東京事務所を開設したばかり。

生産現場を見に行こう

 平川氏はオーストラリアへの社員旅行の合間をぬって、同社が輸入している豪州産黒牛の牧場視察に赴いた。

「最近、取引している先の生産現場を精力的に見学に行っています。自社の店が提供している食材に責任を持ちたい、自分の目で確かめたいというのが理由です。今回見学した豪州産黒牛はウチの人気メニュー、ローストビーフで使っているもの。生産工程や飼育状況も見ました。日本の牧場も見ましたが、この生産者は素晴らしい。抗生物質、成長ホルモン、遺伝子組み換えの可能性ある輸入飼料など全部トレースできる、そんな意識の高い生産者です」と平川氏は自信を持って勧める。


カジュアルダイニング「KICHIRI」 店内。


総料理長自慢の特製ローストビーフ。
★続く。

【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年9月17日取材

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