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フードリンクレポート


2軒目利用でボトルを空ける。新橋サラリーマンのワインの飲み方とは?
〜今、増えている“男同士でワイン”。新橋サラリーマンにも広がりを見せるワイン人気〜(3−1)

2010.10.3
新橋といえば、サラリーマンの聖地。居酒屋がひしめき合い、ワインのイメージとは結びつかない場所だったが、ここ数年で低価格帯のカジュアルなビストロやバールが急増。“ワイン通り”とも呼ばれるエリアも出現。男同士、しかもオヤジ世代でワインを飲む姿が多く見られるようになった。「重くて安い赤」、「2軒目でもボトル」そんなキーワードが聞かれる、新橋サラリーマンの“男同士でワイン”の実態を追った。3回シリーズ。レポートは村田麻未。


新橋サラリーマンはどうワインを飲んでいる?

2軒目利用でボトルを空ける。新橋サラリーマンのワインの飲み方とは?

 新橋駅から程近い、外堀通りの交差点角にあるイタリアンバール「Olio」でも、男性同士でワインを楽しむ姿がよく見受けられる。この店は、2003年に新橋の男性サラリーマンをターゲットに立ち飲みのイタリアンバールとしてオープンした。その後女性からも人気を集め、女性からのリクエストもあり、今では着席スタイルになったが、依然男性客の姿も多い。30%ほどは男性客だといい、週1回は必ず訪れるリピーターもいる。


「Olio」外観。外堀通りの新橋二丁目交差点角。

 カップル客は少なく、男性のみのお客が多いのが特徴。最も多い層は、40代半ばのサラリーマン。シェフの正木氏によれば、「男性同士のお客様は、1軒目からしっかり食べて飲むというよりは、2軒目の利用が多いですね。男性客のピークは、遅い時間帯で夜9〜10時くらい。新橋の居酒屋などで飲んだ後に、まだ飲み足らず、駅も近いので、帰り道に寄るというパターンのようです。」


大盛況の金曜夜の店内。スーツ姿の男性が最も多く、ピークは夜9〜10時。

 どうやら、1軒目は近くの居酒屋で食べて飲み、2軒目にバールやビストロでタパスなどをつまみながらワインというのが、新橋サラリーマンのワインを飲むスタイルのようだ。
★続く。
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【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ) 2010年10月2日執筆

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