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フードリンクレポート


シーンを提供する業態を作る。
〜“現地より現地な世界の浜シリーズ”を展開!鮮度=美味しさを追求する〜(3−3)
高橋誠太郎氏 株式会社スプラウトインベストメント 代表取締役

2010.10.8
天然地魚居酒屋「魚ばか」、活イカ居酒屋「新宿いかセンター」、店内で釣った魚を料理する「釣船茶屋ざうお」など、スプラウトインベストメントは活魚をテーマとした9店を展開。さらに、今年10月には神楽坂にも「いかセンター」がオープン予定。美味しさに繋がる鮮度を極めて、究極の飲食店作りをめざしている。3回シリーズ。レポートは安田正明。


高橋 誠太郎氏。眼力を感じさせる。

シーンを提供する業態を作る

「釣船茶屋ざうお」の本部、ハーバーハウスは養鶏場を持ち、自社ブランドの地鶏の生産を始めた。

「先日、養鶏場に行って自分で鶏を絞めて来ました。次の食材として鶏を考えています。魚と鶏で共通しているのは、美味しさと鮮度がイコールなこと。牛肉は熟成、マグロは冷凍でも美味しい。鶏はブロイラーでもフレッシュだと美味しい。ブランドより鮮度です。鮮度を維持するためには生産者と繋がってなければ出来ない。究極の飲食店とは、鮮度にこだわる店だと思います。」

 そして、同社のテーマはシーンを提供すること。

「海のそばに行かなきゃ食べられないものが都会の真ん中で食べられますよ、というのがコンセプト。さうおは釣って食べるというシーンを売っています。同じように、活魚を活かした海外バージョンを考えています。釜山、バリ、ナポリ、ニュージーランドなどの漁港です。海外にも漁港で獲ってきた魚を使った料理店があります。例えば、釜山には生きた魚介がたくさん置いてあって、その場で調理してくれる店がずらりと並んだ通りがあります。一応海鮮を出す韓国料理の店は日本にありますが、日本人から見た釜山の活気が表現されている店はないんじゃないでしょうか。」
★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年9月28日取材

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