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フードリンクレポート<有料会員>


カフェから学ぶ草食系ハンティング。
〜1月25日開催フードリンクセミナー〜
青野玄氏 株式会社エスエルディ 代表執行役社長

2011.1.17
第2次カフェブームと言われる昨今。第1次カフェブームのスタイル主張型のカフェとは違い、客のスタイルに寄り添うカフェが増えている。そんな中、草食系と言われる現代の若者が集まるカフェダイニングを経営しているのが株式会社SLD。今年も順調に店舗数を伸ばす計画である。その代表青野氏が 1月25日のフードリンクセミナーにて講演する。テーマである現代の若者の集客策について青野氏はどのようなことを語るのか?レポートは村田麻未。


株式会社エスエルディ 代表執行役社長 青野玄氏。

若者を集めるSLDの店舗立地とは?

「うちの場合は、出店エリアがある程度限られています。渋谷、新宿、銀座・・・。人がたくさん集まるエリアです。その中で、どんな人がいるのか?求められていることは何か?をイメージしながら分析していきます。特徴のある空間を作っていますから、そのイメージに合う立地や店舗を探します。」

 エリアがある程度絞られているので、その先はさらにそのエリアでもどんな人がどんな使い方をするのか、イメージが大切になる。かつてのフードリンクのインタビューで青野氏は新宿の店舗の物件を探していたときのエピソードを語っていた。

 新宿のドンキホーテの斜向かいにあるビル。もともと消費者金融の支店があった物件で、8階に位置していることや、ビル全体が質屋、消費者金融など、決して人が集まりやすい条件ではなかった。しかし、物件を見た青野氏は可能性を感じた。新宿にカフェ・ダイニング業態はあまりなかったこと、大通りに面した8階からの新宿の眺めはカフェに向いていると思ったからだ。

 店がオープンしてからは、狙いが当たってビル自体の雰囲気がガラっと変わったという。時代の流れもあって消費者金融が立ち退き、美容院などが入居し、カフェには人が集まった。利益率も30%を超え、全店舗中No.1の売り上げをあげることも多いという。今では同社の店舗が2フロアに拡大して営業中である。

 セミナーでは、具体的なその立地開拓の手法や実例について聞いてみたいと思う。


株式会社エスエルディ本社 エントランス

ターゲットはどのような人々なのか?

「“幅広く”と考えています。かつてのカフェブームの時にあったカフェのような、例えば、アパレル関係や美容関係の人がターゲットです、ということはありません。
★続く。
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【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)  2011年1月13日取材

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