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初進出した新橋エリアが好調。
〜カフェブームは気にしない。成長を続ける「カフェ・ダイニング」〜(3−1)
青野玄氏 株式会社エスエルディー 代表取締役

2010.12.1
今期は7店を出店し、25店舗となった株式会社エスエルディー。10月には、これまで中心だった渋谷・新宿エリアとは異なる新橋へ出店した。さらに、今月オープンするダイヤモンド・ダイニングの「CAFE NOISE」をプロデュースするなど、事業の幅を広げている。カフェに留まらないカフェ・ダイニング業態の可能性と同社の飛躍の秘密を代表に聞いた。3回シリーズ。レポートは村田麻未。


株式会社エスエルディー 代表取締役 青野玄氏。

初進出した新橋エリアが好調

 今年秋、4店舗のオープンが続いた株式会社エスエルディー。好調振りが伺える。その中でも一番の売り上げをあげているのが、「kawara CAFE & DINING 新橋」。駅に近い好立地であるが、これまで渋谷や新宿など、若者の多いエリアを中心に出店してきたSLDにとって、新橋という立地は異色である。なぜ、中年サラリーマン層がメインである新橋を選んだのか?

「新橋にこだわったわけではありません。たまたま、弊社の女性プロデューサー(立地や業態、コンセプトなどを決める)から、新規出店の提案を受けたのが新橋でした。サラリーマンが多く、フォーカスされがちなエリアではありますが、会社があるわけですからOLもいるはず。眠っているニーズがあると思いました。」

 9月末オープン以来、女性を中心に反応は上々だ。ランチやティータイムはもちろん、夜にお茶だけでも使え、ディナーで軽く飲んでも3000円前後でおさまるので、使い勝手がいい。週末の夜は、満席になる。中高年サラリーマンこれまで行き場の無かった新橋OLのオアシスになりそうだ。




「kawara CAFE & DINING 新橋」店内。
★続く。
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【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)  2010年11月27日執筆

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