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花月チェーンがせたが屋、けいすけのラーメンを出した理由。
〜新業態開発に、商品拡販に。広がる外食の企業コラボ〜(6−3)

2011.3.2
外食の経営手法として全く別の企業と企業、店舗と店舗が、協力し合って1つの店を立ち上げたり、1つの店の中で別の店の商品を売ったりするケースを、ちょくちょく見かけるようになった。知恵を出し合い、お互いの長所を活かし、欠点を補い合う。外食同士のコラボの実情を取材してみた。6回シリーズ。レポートは長浜淳之介。


イタリアンシェフ、川越達也氏とコラボした「僕の味噌ラーメン」。

花月チェーンがせたが屋、けいすけのラーメンを出した理由

「らあめん花月嵐」では3ヶ月の期間限定で、「せたが屋」、「二代目海老そばけいすけ」などといった別のラーメン店とコラボレーション。ライバルであるはずの他のラーメン店の味を再現し、販売してきた。

 普通、ラーメン屋というものは他店の味に限りなく似せたものはつくっても、他店の商品そのものをつくって売ろうとまでは思わないものだ。どうしてこのような企画を行っているのか。


「らあめん花月嵐」荻窪西口店。常時2、3の期間限定ラーメンがあり今まで79作に上る。

 きっかけは2006年に発売した、カリスマ的人気を誇る「ラーメン二郎」にインスパイアされた「ラーメン太郎」。これが思わぬ反響を呼び、特に地方の顧客から「こんなラーメンが東京には本当に存在しているんだ。ものすごく斬新だ」と驚きを持って迎えられた。
★続く。
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【取材・執筆】 長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ)  2011年2月24日執筆

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