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【関西外食!めっちゃ熱いやんけ!!】
No.11 100店舗100業態の道のりは、まだスタートしたばかり。

2011.8.2
現在、著しい成長を続けている、大阪。東京の次に日本の外食をリードする拠点でもある。大阪駅の開発プロジェクトによって、大阪の街が注目されている。また、今後は大阪駅北側に広がる梅田貨物ターミナル一帯も再開発事業の手が加わり、国際交流・教育・ビジネスの拠点へと変わる。今、日本中で最も熱い関西エリア(大阪・兵庫・京都)の熱い外食経営者達を毎日1人ずつ紹介する。レポートは小山裕史。


細井克司氏(株式会社SASAYA 代表取締役)

100店舗100業態の道のりは、まだスタートしたばかり

 大阪・東心斎橋からスタートした株式会社SASAYA 代表取締役 細井克司氏。黒島・河内鴨を使用した、「SASAYA本店」、ワインとパスタの「パステリア バンブ」、地元の野菜を使った定食屋「八百屋とごはん うらや」など、1店舗ごとに異なる業態で現在、7店舗を展開している。

 ミナミ・キタの立地に合わせ、業態を開発して出店しているSASAYAは非常にユニークである。鶏を串に刺さず、カゴにいれてふるふりしながら炙る「SASAYA本店」、千日前の裏通りにある「笹屋」コの字のカウンターを囲んでお客さん、スタッフが翌朝5時まで盛り上がれる。

「笹屋」の2Fにある、「パステリア バンブ」。オープンキッチンになっており、パスタマシーンを使って麺を成形し20種類以上の生パスタを選択できる。また、1Fの「笹屋」からも料理を運んできてくれる。

 キタ・お初天神付近には、「坂上家」、「炭屋キッチンやまや」。「坂上家」の店長の坂上翔氏は、高校時代、高校サッカー強豪校で全国制覇の過去を持つ。Jリーグからのスカウトもきた実力派。もちろん自慢の鶏は、網の上でコロコロ炙るスタイル。

 「坂上家」から歩いて3~4分にある「炭屋キッチン」。イタリアン・フレンチ・和食・焼鳥業態など多彩な料理経験を積んだ山下店長のアイディアメニューの数々に驚かされる。また、姉妹店の河内鴨、フランス原産の黒い地鶏や「パステリア バンブ」で提供している手打ちパスタもある。

 SASAYAで4月にオープンしたばかりの店「八百屋とごはん うらや」今までのアルコール中心の居酒屋業態ではなく、開店から閉店まで、1日中定食が食べられる店である。

 SASAYAの出店は、次の新店を任せられる人材が、いてその人材(店長)がそのエリアの特性を見て、店長のやりたい業態で出店している。店の業態はもちろん、コンセプトから価格設定まで、全て、店長に任せている。目標は100店舗100業態。100人の店長が近い将来には誕生するだろう。


■株式会社SASAYA 代表取締役 細井克司氏
〒542-0074  大阪市中央区千日前1-8-10 3F
電話:06-7493-2755  店舗数 7店舗
HP:なし

【取材・執筆】 小山 裕史(こやま ゆうじ) 2011年5月12日取材

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