海賊に扮したスタッフが出迎えてくれる。

　お台場に海賊の宴を体感できる新感覚のレストランが登場した。その名も「キング・オブ・ザ・パイレーツ」＝海賊王。経営は、シークレットテーブル。コンセプトレストランを手がけてきた同社が、今までありそうでなかった海賊をテーマにした。


エントランス


入ってすぐ、海賊の人形が出迎える。


ポスターの海賊には社長や社員の顔が。

　海賊船を模して作られた店内に一歩足を踏み入れれば、海賊に扮したスタッフに出迎えられ、海賊船をモチーフにした内装が隅々まで施されており、七つの海の航海と海賊船の宴をイメージさせる演出に、海賊の一員になった気分になれる。記念日などには、スタッフが海賊の歌を歌ってくれる。アニメの海賊人気にもあやかって、ファミリーにも注目されそうだ。


船内をイメージした店内。


ところどころに海賊の人形が座る。


店内のあちこちに装飾が。


遊び心溢れる。


カウンター。


照明もユニーク。

　海賊気分は雰囲気ばかりではない。料理も、キャプテンが七つの海を渡り歩いて集めたお酒と料理をコンセプトにしていて、「船長の航海日誌」、「海賊の夜食」、「伝説の宝の地図」などユニークなネーミングの料理が並ぶ。人気は、サーベルに肉や野菜を串刺しにした「サーベルグリル」、竹炭を使って黒く仕上げたコロッケを弾丸に見立てた「湾岸でガンガン放たれる砲弾シーフードコロッケ」など豪快で刺激的な料理。


「牛バベットのグリル　エシャロットフォンデュ」（980円）


「海賊トルティーヤ　タコススタイル」（1200円）


「渡り蟹のトマトクリーム　生リングイネ」（1280円）

　コンセプトレストランというと、空間ばかりにこだわり、料理の味は期待できない店が少なくないが、この店では料理にも力を入れる。毎日素材とテイストが替わる生パスタも人気。見た目だけでなく味にもこだわり、雰囲気と共に食事もしっかり楽しめるのが嬉しい。



　お酒は海賊らしくラムが充実。世界中から13種類を揃え、オリジナルカクテルも豊富だ。


ラム酒メニュー。


分厚い本を模したメニュー。


メニュー。

　テラス越しの景色も自慢の一つ。自由の女神とレインボーブリッジを望むオーシャンビューで、夜は素晴らしい夜景も見られる。これからの季節は、テラス席でこの景色を眺めながらの食事は贅沢だ。特に夕暮れ時から徐々に暗くなっていく様子を眺めながら、食事を楽しむのが最高だろう。


この日はあいにくの雨だったが、目の前がレインボーブリッジ。