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駅構内のこだわりミルクスタンド。
「R MILK BAR」
(東京・上野/ミルクスタンド)
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第361回 2011年4月7日

女性も立ち寄りやすいオシャレなデザインと内装。

 3月下旬、JR上野駅構内に「ecute ueno(エキュート ウエノ)」がグランドオープンした。飲食店や雑貨店などが82店舗も集まっている。その中で入谷改札のすぐ脇にあるのが「R MILK BAR」だ。経営は株式会社RHコーポレーション。同社にとっては初めての業態で、JRと共同開発して誕生した。


入谷改札の隣。Aoyama Flower Marketの並びだ。


看板

 名前の通り牛乳スタンドだが、乳牛を連想させる白と黒を使ったオシャレなデザインで、女性も気軽に立ち寄れる店。新鮮な牛乳が様々なスタイルで楽しめる。ターゲットは、20代、30代の女性。女性にも牛乳を飲んで健康になって欲しいという願いがコンセプトに込められている。


カウンター奥の壁は、牛乳を運ぶ箱を重ねたイメージのデザイン。


ミルクのサーバーを囲う、ミルク缶。

 メニューは、タカナシと共同開発したというだけあり、ミルクの様々な楽しみ方を提案しているのが面白い。ハウスワインならぬ、「ハウスミルク」(260円)は、北海道の指定農場から厳選された生乳。濃厚で風味豊かな、牛乳本来の味が存分に味わえる。従来の駅にある牛乳スタンドは瓶のまま提供されるが、ここでは、オリジナルデザインの可愛らしいマグカップで提供される。


「ハウスミルク」(260円)

 このハウスミルクを使った「ホットミルク」(280円)に、ハチミツを加えるのがスタッフのおすすめ。ハチミツやココアパウダー、シナモンは自由に加えられるのも嬉しい。

「オーガニックミルク」(280円)は、千葉の大地牧場から仕入れている。全工程オーガニックにこだわって作られ、濃厚な味かと思いきや、意外にさっぱり。オーガニックらしい自然な味わいが特徴だ。ハウスミルクとの違いを楽しむのも面白いかもしれない。

 ミルクとフルーツのピューレを合わせた「ミルクカクテル」(350円)も面白い。下にピューレの層を作り、その上にミルクを注いで提供する。フルーツの風味とミルクのコクが見事にマッチ。飲む前にストローで混ぜてカクテルを完成させる仕掛けだ。混ざり合うと色合いもキレイだ。


「ミルクカクテル ストロベリー」(350円)バナナ、マンゴーもあり。


混ぜると、ピンク色に変わる。味の変化も楽しめる。

 濃厚なのに、後味さっぱりの「プレミアムソフトクリーム」(360円)はクセになる美味しさ。今なら季節限定のフレーバー「さくらのソフトクリーム」もある。


「プレミアムソフトクリーム」(360円)

 レジ横で目に留まったのは、コーヒーメーカー。カフェオレ用に水出しのコーヒーを抽出している。一滴一滴抽出するこのコーヒーは、600ml作るのに最低でも6時間はかかるというが、この濃いコーヒーの味わいがミルクと一番よく合うということで採用された。こだわりが感じられる。


一滴一滴抽出されるコーヒー。


水出しコーヒーとミルクがうまく層になった「カフェオレ」(320円)。

 その他、スイーツとして「焼きたてワッフル」(180円~)も。オリジナルブレンドの粉を使い、店内で香ばしく焼かれるベルギーワッフルは、ミルクとの相性は抜群である。お土産にも最適だ。


「ワッフル プレーン」(右・180円)、「ワッフル アールグレイ」(左・200円)

 店内のテーブル席には、iPadが設置され、インターネットを見たり、ゲームをしたり、牛乳を飲みながら楽しく過ごせる。乗り換えの空き時間だけでなく、出勤前や帰宅前にも寄りたくなるオシャレなヘルシースポットだ。


iPadが常設されているカウンター。



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【R MILK BAR】
住所 東京都台東区上野7-1-1JR上野駅構内(3階)
電話番号 03-5826-5611
営業時間 月~土7:00~22:00、日・祝7:00~21:30
定休日 無休
客席数 4席+スタンディングスペース
客単価
目標月商
開店日 2011年4月
HP
経営母体 株式会社RHコーポレーション
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
 村田 麻未(むらた あさみ) 2011年4月7日執筆

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