好きなものを、好きなように、お酒と共に。
「ぐるり 下北沢」
(東京・下北沢/居酒屋)
第362回 2011年4月14日
赤ワインと相性抜群の料理が揃う。
3月14日、下北沢駅西口から徒歩3分くらいの所に、オープンしたのが「ぐるり」。赤坂で「赤坂 聳え-sobie-」「聳え別館 となり」を展開する株式会社スキノップの新店だ。これまでは、赤坂というビジネス街での展開だったが、がらっと雰囲気が違う下北沢の住宅街という立地。立地が全く違うため、勝手が違い、戸惑いもあったようだが、早くも近隣住民や近くにある美容室やショップの店員からの支持を集め始めている。
外観
店内
居抜きで借りた店舗。店内の改装は、代表の青井氏自らも加わり仕上げ、手作りの風合いが落ち着く内装。木材の部分は赤坂の店舗の色味と合わせ、オイルステンを塗って落ち着いた色合いに仕上がっている。
シンプルだが、落ち着ける色合いの内装。
ボックスシート。
テーブル席。
「ぐるり」という店名は、店の中央に大きく、ぐるりと店内を見渡せるアイランドキッチンとそれを囲むような客席の配置から。店のロゴもそのイメージから灯台をモチーフにされている。キッチンがまさに中央にあるので、活気がある雰囲気。
中央に配されたキッチン。左奥はボックスシートになっている。
キッチン内も客席から見える。
自慢の料理は、お酒に合う料理の数々。経営理念でもある、“as like it”が語るように、青井氏始め、スタッフの好きな物で構成されており、ジャンルは様々。赤坂の店でも名物の「どて焼き」をアレンジした「つぎたし牛スジ煮込み」は和風ドミグラスソースで仕上げられ、お酒が進む。他にも、研究の末完成した自家製香味油で焼かれるラムチョップは、臭みがなく、レアのまま熱々の鉄板に乗せて提供されることで、最後の絶妙な火入れができ、完成する。その他、なんと、ナポリタンも。名古屋風に下には卵の薄焼きが敷かれている「名古屋風ナポリタン」だ。
「つぎたし 牛スジ煮込み」(580円)
「かぶりつきラムチョップ」(450円)
「海老真丈の蓮根挟み揚げだし」(680円)
「アツアツ鉄板ナポリタン」(880円)
お酒は、各種揃っているが、ワインは圧倒的に赤ワイン。白ワインの3種類に対し、赤ワインが15種類。日本酒は吟醸酒ばかり。これも青井氏始めスタッフが好きというところから。だからこそ、お客さんにも好きなものを好きなように楽しんで欲しいと思えるのだ。
店頭の看板も手作り。
テーブルで使われる皿には、それぞれメッセージが。
右から、代表取締役 青井優氏、野本総料理長、スタッフ白石さん。
帰り道、毎日ついつい寄りたくなりそうな、そんな居心地の良い店である。
【ぐるり 下北沢】
住所 | 東京都世田谷区代田6-7-24 ルミナス24 1F |
電話番号 | 03-6407-9049 |
営業時間 | 火~土 18:00~04:00、日・祝 17:00~24:00 |
定休日 | 月曜日 (祝日の場合、翌火曜休み) |
客席数 | 47席 |
客単価 | |
目標月商 | |
開店日 | 2011年3月14日 |
HP | |
経営母体 | 株式会社スキノップ |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
村田 麻未(むらた あさみ) 2011年4月14日執筆
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