隅田川沿いの新しいカルチャー発信地。
「シエロイリオ」
(東京・蔵前/カフェレストラン)
第365回 2011年5月6日
レストランに留まらないない新しいカルチャー発信地。
先月、蔵前駅から徒歩2分、隅田川沿いにオープンしたカフェ「シエロイリオ」。注目すべきは、東京では数少ないリバーサイドカフェということ。2012年開業の「東京スカイスリー」や隅田川の借景は、開放感溢れる最高のロケーション。開店以来、昼も夜も満席が続いている人気ぶりだ。
外観
エントランスの立て看板メニュー
下町情緒豊かな街に店を構えたことには理由がある。近年の東京カルチャーを牽引してきた渋谷や港区の西側ではなく、東側に着目。かつて江戸の城下町として栄えた東側から、改めて文化を発信しようと「EAST PROJECT」と名づけ、食とアートの複合施設としてカフェを誕生させたのだ。建物の3階にはギャラリーが併設され、展覧会も開催する予定だ。
店内
店内
料理は、ヨーロッパの家庭料理をイメージしたビストロ。人気は「日替わりランチ(パンかライス、スープ付き)」(850円)や前菜の盛り合わせ「アンティパストミスト」(1,800円)。定番のレバーパテやオムレツ、イカやいんげんのフリットの他、淡路島の契約農家から直送された野菜が10種類ほど。男性客も満足するボリュームだ。
ビストロ的なメニューが揃う。
ディナーは「鶏もも肉とじゃがいものコンフィ」(900円)等、本格的な味わいのメニューが揃う。グラスワインは400円からあり、夜でも3,000円でお腹一杯になるほどリーズナブル。間口を広くし、老若男女が集まり、交わえるスポットにしたいという想いが伝わってくる。
肉の旨味が凝縮された味わい深い「鶏もも肉とじゃがいものコンフィ(900円)」。
それぞれ味つけに主張があり、飽きることのない一皿。「アンティパストミスト(1,800円)」
粒マスタードのソースが絶品のローストポークは、「日替わりランチ(スープとパンかライスが付いて850円)」
内装は自社でデザイン。ロンドンで買い付けてきたという個性的な椅子が並ぶ。五感を刺激されるような、遊び心ある空間だ。
店内
店内
店内
キッチン
近隣の幼稚園のママ、会議をするサラリーマン、家族連れや高齢の方…蔵前の新スポットは、既に幅広い世代に支持を受けている、居心地のいい店だ。
【リバーサイドカフェ シエロイリオ】
住所 | 東京都台東区蔵前2-15-5 |
電話番号 | 03-5820-8121 |
営業時間 | 月〜金11:30〜23:00、土日9:00〜23:00 |
定休日 | 無休 |
客席数 | 店内160席・テラス20席 |
客単価 | ランチ850円 夜3000円 |
目標月商 | |
開店日 | 2011年4月13日 |
HP | http://www.cieloyrio.com/shopinfo/ |
経営母体 | 株式会社バルニバービ |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
桜生マリコ(さき まりこ) 2011年4月下旬取材
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