・浅草通り南側と隅田川七福神参詣道は休日に売り上げ集中

　東京スカイツリー観光の人の流れを観察していると、まずは浅草を基点とし、浅草寺などを観光してから吾妻橋より隅田川を渡って、一路浅草通りを歩き東武橋を目指すのが一般的だ。

　途中、吾妻橋からアサヒビール本社とスカイツリーが並んで見える芸術的な眺めが楽しめ、ビルの合間から見えるスカイツリーがだんだんと近く見えてくるのでワクワクする。


吾妻橋の浅草側からの景観。アサヒビール本社と墨田区役所の間にスカイツリーが見える。

　吾妻橋から東武橋までの道のりは1キロほどで、ゆっくり歩いても20分くらい。運動にはちょうどいいくらいの距離感だ。

　墨田区新タワー調整課によれば、都営浅草線本所吾妻橋駅周辺の浅草通りの人の通行量は、はっきりしたデータはないがスカイツリーが建設される前の少なくとも2倍、もしかしたら10倍を超えているかもしれないとのこと。

　従って、スカイツリー効果は吾妻橋から東武橋の間の本所吾妻橋地区にも恩恵をもたらしている。

　本所吾妻橋駅のすぐ近く浅草通りにある「大東縁」は開業して45年になる焼肉の老舗。当初は足立区梅田に店舗があったが立ち退きで15年前にこちらに移転してきた。近くに相撲部屋があり著名な力士も常連にいるそうだ。


「大東縁」　入口。

　その「大東縁」でも東京スカイツリーにちなんだ「キムチャンタワー」（1050円）というメニューを提供している。
★続く。
→有料会員様
→未会員様
→「フードリンクレポート」バックナンバー