八重洲地下で味わえる新鮮焼き鳥。
「幸の鳥」
(東京・八重洲/焼き鳥)
第366回 2011年5月12日
八重洲地下という好立地だが、割高感はなく、楽しめる。
八重洲地下街の東ゾーンはリニューアルに伴い、続々と新しい店がオープンしているが、その中でも注目なのが、今月10日にオープンした焼き鳥「幸の鳥」。経営は、新橋、川崎にワインバル「カルネヴァーレ」を展開する株式会社縁尽。同社にとっては初めての焼き鳥業態となる。
東ゾーンの中にオープンした。写真左。
外観
店内
店内
鶏肉はとにかく鮮度にこだわり、厳選された朝締めの鶏をその日の夕方には提供するという。
オススメは、タレに漬け込んでから焼く「きじ焼き」(180円)、コリコリとした歯ごたえがたまらない「つくね 卵黄添え」(230円)、「だし冷奴」(280円)など。
写真左:「きじ焼き」(180円)、右:「つくね 卵黄添え」(230円)
「だし冷奴」(280円)
必ず頼んで欲しいというのは「鳥酢」(210円)。ささみや皮を春雨と和えた酢の物だが、辛子をタレに溶かしながらいただくと、酒のつまみにピッタリなのだ。
「鳥酢」(210円)
焼き物は種類豊富で迷ってしまうが、まずは串10本(1650円)を注文するといいだろう。焼き鳥屋によくある“おまかせ”のセットは、店の都合で余りがちな串や、肉以外の串が多く入ったりすることもあるが、肉をしっかり食べて欲しいという店の考えから、あらかじめ内容の決まったお店自慢の串が揃う。
前述の「きじ焼き」や「つくね」、レバーや砂肝も入っている。串6本もあるので、軽く食べたいときにはそちらを。
串6本と10本の内容。
外の通りから、ガラス越しに焼き鳥を焼く様子が見える。
ドリンクもビールから日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーまで揃っているが、サワーが面白い。グラスに入っているのは、焼酎を凍らせた氷。これにソーダを好みの濃さになるように入れるのだ。これで氷が解けて薄まることもなく嬉しい。
「レモンサワー」(420円)焼酎を凍らせた氷が入っている。
日本酒は、岐阜郡上の布屋原酒造場から。「大日泉」、「元文」など。
昼は11時からランチ営業。鶏肉を使った定食が750円~。ご飯のお替り無料というのも嬉しい。
ランチメニューの看板
八重洲地下という好立地。焼き鳥6本のお土産も販売している。サラリーマンの強い見方だ。会社帰りに一杯立ち寄るならここだろう。
【幸の鳥】
住所 | 東京都中央区八重洲1-1 八重洲地下街中4号 |
電話番号 | 03-5255-3113 |
営業時間 | 11:00~22:30 |
定休日 | 無休 |
客席数 | 32席 |
客単価 | ランチ750円~、夜4000円 |
目標月商 | |
開店日 | 2011年4月10日 |
HP | |
経営母体 |
※取材当時の情報です。変更されている可能性がありますので訪問される場合は、店舗にご確認下さい。
村田 麻未(むらた あさみ) 2011年5月10日
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