大阪府最大級の商業施設「キューズモール」、４／２６開業。阿倍野・天王寺が南部からのゲートシティに。

　東急不動産が大阪第三のターミナル「阿倍野・天王寺」駅前に大阪府下最大級のモール型ショッピングセンター「あべのマーケットパーク キューズモール」を開業する。このエリアは５駅７路線が集まり、１日の乗降客数７８万人。床面積６万平米。総テナント数は約２５０。年商４００億円を見込む。ヨーカ堂、東急ハンズがキーテナント。若い女性に全国規模で人気の東京・渋谷「１０９」のブティックが３１店出店し注目を集めている。飲食テナントは約４５店。フジオフード、トリドールを始め関西企業の出店が目立つ。
　阿倍野再開発は大阪市が１９７６年に着工した事業。３５年が経過してようやく形になった。「キューズモール」向かいには近鉄百貨店が５０階建ビルを２０１４年春に開業予定。１０万平米の日本最大級の百貨店が誕生する。阿倍野・天王寺が大阪府南部や奈良県方面からのゲートシティとなり、難波の存在感が薄れると言われている。東京、京都、神戸からの玄関となる大阪キタでも再開発が進んでおり、大阪の建築ラッシュは当分続く。

「あべのマーケットパーク キューズモール」
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1
電話：06-6556-7000

フードコート「キューズキッチン」（２階）入口。


「キューズキッチン」店内は、木材を多用して落ち着いた内装。


トリドールの新業態、焼きそば専門店「長田本庄軒」（キューズキッチン内）。隣には「丸亀製麺」。


大阪のエムアンドエムフーズの蕎麦「しのぶ庵」（３階）。天丼の「あっぱれ天風」も出店。


フジオフード「串家物語」（３階）は大型店を出店。


柿安本店の「三尺三寸箸」（３階）。野菜をウリにしたバイキングが人気。


「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が大阪３号店を出店。


１階には地権者の店も並ぶ。


向かいでは、２０１４年春開業予定の近鉄百貨店が作られている。