広告

RSSフィード

フードリンクレポート


観客500名以上を招き、バーテンダー自らが企画・運営する「日比谷Barカクテルコンペティション」開催!

2010.8.26
8/22(日)、新宿のハイアット・リージェンシー東京にて「第19回 日比谷Barカクテルコンペティション」が開催された。「日比谷Bar」は銀座を中心に都内で29店舗を展開。同店バーテンダー80名がエントリーし、予選を勝ち抜いた42名が、自ら創作したオリジナルカクテルを作り、技とその味を競う。「お店のお客様と一緒に楽しむ」をコンセプトに、スタッフ自らが企画・運営するイベントだ。審査員として参加した村田麻未がレポート。


8/22(日)に開催された「第19回 日比谷Barカクテルコンペティション」。

観客500名以上を招き、バーテンダー自らが企画・運営する「日比谷Barカクテルコンペティション」開催!

 このカクテルコンペティションは年一回、今年で19回目を数え、年々規模も拡大。社員のみならず、日比谷Barの顧客や酒類メーカー関係者など500名以上を招く大規模なイベントである。日比谷Barのバーテンダーにとっては、腕を磨き自分の実力を確かめると共に、それを日頃お世話になっている人たちに披露する、一年に一度の大切な場となっている。


大勢の観客が詰めかけ、熱気に包まれる会場。

 会場となったのは、新宿にあるハイアット・リージェンシー東京の最も大きなバンケットルーム。会場一つとっても、規模と力の入れ様が伺える。これだけの規模であるが、企画・運営は全て日比谷Barのバーテンダー。豪華な中にも手作り感も感じられ、「お店のお客様と一緒に楽しむ」というコンセプトがよく伝わってくる。今回のテーマも、「HAPPY ADVANCE 〜ありがとうを一杯に込めて〜」というお客様へのメッセージとなっていた。

 競技内容は、制限時間内に5人分のオリジナルカクテルを創作し、技術、味、ネーミング・創作意図、色彩・デコレーションなどと共に、礼儀、身のこなしも審査される。カクテルの材料は、ジン、ウォッカ、ウイスキーなどベースアイテム5種類、リキュールを中心とした副材料アイテム15酒類が決められ、その中から各バーテンダーが選び、ベースアイテムを20ml、副材料アイテムを10ml使うことがルール。


3名ずつ壇上に上がり、各ブースにてカクテルを作る。


大勢の観客と審査員前で緊張の面持ち。


その模様が会場内の大きなスクリーンで中継される。


ステージからそのまま、ステージ前の審査員席にカクテルが運ばれる。

 審査員は、チャンピオンバーテンダーやホテル専門学校の飲食部門の講師、フードコーディネーターら。その中に混じって筆者も審査に参加した。


目の前で作られるカクテルを食い入るように見つめる審査員。


来場者に配られるパンフレット。レシピと共に創作ストーリー、意気込みも語られている。
 
 ただでさえ42杯のカクテルをテイスティングするのは簡単なことではないが、この日のために考え抜き、試行が繰り返され作られたカクテルは、どれも気合いの程が感じられ、審査は難しかった。


色彩、デコレーションも重要な審査ポイント。

 そして、驚いたのは、観客からの声援の大きさ。各店舗、そして日比谷Bar自体にもファンが多く、常連客が多く観客席に詰めかけ、声援を送っていた。

 3時間にわたる競技が終わり、いよいよ結果発表。総合1〜3位、ベストテクニカル賞、ベストテイステイスティング賞の他、来場したお客様が選ぶ、応援団賞、飲んでみたいで賞など、参加型のイベントらしい演出も。


表彰式では、ステージの目の前で観客からの声援が飛んだ。

 総合優勝は、3連覇していた前チャンピオンを退け、神保町・池袋地区勤務の山守琴美さん。「Gloriana」という、山守さんと同じ25歳で位についた最年少女王エリザベス1世の称号から名付けたカクテルで見事初優勝。副賞として、スポンサーよりニューヨークへの研修旅行が贈られた。2位は、シンガポールヘの研修旅行と他も豪華な商品が用意されていた。


優勝した山守琴美さん。


山守琴美さんの創作カクテル「Gloriana」。スミノフ、ベイリーズ、フルーツピューレなどを使用。


出場者全員が音楽に合わせてシェイカーを振ってカクテルを作る余興も。

 表彰式の後は、食事とお酒が用意されての懇親会。余興なども披露され、さらに盛り上がった。会場の後方には、酒類メーカーや食材メーカーがブースを出店。日比谷Barのバーテンダーがカクテルやワインを提供し、大盛況だった。


たくさんの料理とお酒が用意された懇親会。


酒類メーカーや食材メーカーがブースを出店。

 コンペティション全体を通して、日比谷Barのバーテンダーにとってこの大会は非常に大きなモチベーションとなっている様子が伺え、観客にとっても参加型で楽しませてくれる演出がたくさんあるので、おもてなしをされているような嬉しいイベントであった。お客様とバーテンダー双方にとって、よりつながりが深まる機会であり、日比谷Barのファンが多いのも頷ける。そして、スタッフ自らが企画・運営するという点でも、成長の機会であり、他店スタッフとの横のつながりの強化にも重要な役目を果たしているのではないだろうか。

 来年は20回目の節目の大会。さらなる盛り上がりが見られそうだ。


→「日比谷Bar

【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ) 2010年8月22日取材


Page Top