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フードリンクレポート


250円均一!500円均一!・・でもやっぱり外食はワクワク感、
楽しさを演出するお洒落なタパス達。

2009.11.25
昨今外食業界でも「低価格均一」が語られている。今年に入って全品300円居酒屋がオープンするなどその動きは変わらずある中で「ちょっとワクワクしたい」「ちょっとお洒落に」といった心理はやはり外食の利用動機に欠かせないもの。数年前からブームとなっているスペインバル業態。「タパス」が低価格均一表記もしやすく、「タパス」という言葉の響きのかわいらしさもあってか使い易さの下支えとなっているようだ。タパスを軸にした店舗の取り組みとその魅力を追った。


「Catalan Spanish “Bikini TAPA”」(東京・渋谷)のタパス達。

タパスをつまんで本場のスペインバルを実感

 渋谷マークシティ内にあるスペインレストラン&バル「Catalan Spanish “Bikini TAPA”(カタランスパニッシュ “ビキニ タパ”)」(2008.8.5 OPEN)は店名にも「タパ」という言葉を使いタパスを主軸としカジュアル化させたスペイン料理店。運営は宅配ピザチェーンとして業界一位の「PIZZA-LA」を中心事業とする株式会社フォーシーズ(本社・港区南青山/代表取締役 淺野秀則)。出店や新業態開発の際は「なんとなく出来上がった」というアプローチは皆無、細かなマーケティングリサーチと裏づけをマニュアルに基づいて必ず行うという同社。JR・東急線・京王線・東京メトロと7路線の交差点ともなっている好立地の渋谷マークシティ内。通行量の極端に多いこの場所で通路に面したファザードはとても目を引く作りとなっている。間口も広く、入口すぐのカウンターは外からも見渡せてちょっと入ってみたくなる雰囲気を漂わせる。


「Catalan Spanish “Bikini TAPA”」店内。


店前の告知ボード。

 このハードを活かし「タパス」の魅力・手軽さをより多くの人に知ってもらおうと企画されたのが「ピカピカタパス&ピンチョイス フィエスタ(11/9-12の4日間開催)」。この日は「ワンコイン」という感覚を分かり易く伝えるため「タイル1枚とタパスを交換」という新しいオペレーションが導入された。「タパスのおいしさ(商品)」「手軽さ(サービス)」「スペインらしさ(雰囲気)」というキーワードの仲立ちとなったのがこのタイルなのかもしれない。
<続く>

全文(有料会員様専用)の見出し
タイル一枚とタパス一皿
新規出店のスパニッシュイタリアン業態
定着した「リゴレット」の使いよさとタパス達
タパスの意味とこれからのスペインバル
(写真22点、約3千7百文字)

【取材・執筆】 国井 直子(くにい なおこ) 2009年11月15日執筆

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