フードリンクレポート
「リゾートワールド・セントーサ」1月、「マリーナ・ベイ・サンズ」5月オープン。
〜シンガポールの日本食は深化。本格ブーム始まる。〜(6—1)
「マリーナ・ベイ・サンズ」 外観。遠方からでも目立つ。
・「リゾートワールド・セントーサ」1月、「マリーナ・ベイ・サンズ」5月オープン
シンガポールは、2008年9月に世界をかけめぐったリーマン・ショックからの立ち直りが早かった。国民1人当たりの国内総生産GDPは2009年で3万7千ドル。アジアではカタール、日本に次いで3位。2010年の金融センターランキングでは、ロンドン、ニューヨーク、香港に次ぐ世界第4位。東京を抜いた。
立ち直りの原動力の一つが、大規模開発。海外、特に中国の富裕層を狙った観光資源開発を盛んに行っている。
シンガポールの南端にあるセントーサ島。水族館や博物館を始め様々なアクティビティが詰まり、島全体がテーマパークとなっている。この島の北側、本島に面した34万平米に、今年2010年2月にユニバーサル・スタジオ・シンガポール、シンガポール初となる大型カジノがオープン。さらに、米国のハードロックホテルなど6つのホテル、計1800室以上の客室が開業。「リゾートワールド・セントーサ」と呼ばれる。カジノのオープン日は、中国の旧正月初日である2月14日。中国人観光客への期待度が伺える。運営はシンガポールの上場レジャー会社、ゲンティン社。
セントーサ島に渡るモノレールから見える「リゾートワールド・セントーサ」。
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