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フードリンクレポート


ファミレス、持ち帰り寿司の市場を回転寿司3強が奪う。
〜安さ、新鮮、プラスアルファ。回転寿司勝ち組の強さを探る!〜(5−2)

2010.7.13
サブプライム不況による外食低価格化で、再度注目を浴びている回転寿司。しかし、その内実はいち早く100円(税込105円)均一に加え、プラスアルファの施策に取り組んだチェーンのみが売り上げを伸ばし、あとは停滞もしくは売り上げが落ちている。どこで差が付いたのか、でかネタの非均一料金系にはチャンスがないのか。回転寿司の現状を探ってみた。5回シリーズ。レポートは長浜淳之介。


スシローの創作炙り寿司 車海老チーズとサーモンチーズ。

ファミレス、持ち帰り寿司の市場を回転寿司3強が奪う

 こんなにも、回転寿司3強、あきんどスシロー(「スシロー」ブランド主力)、くら寿司、かっぱ寿司が支持される理由について、外食に詳しいアナリスト 、いちよし経済研究所企業調査部第一企業調査室長・主任研究員の鮫島誠一郎氏に、聞いてみた。

「回転寿司は105円均一の3強のみが伸びて、あとは苦戦続きと見ていいです。これは、店のつくり、清潔感、商品のクオリティの高さ、ファミリー対応、駐車場といったようなトータルのQSC(品質、サービス、清潔さ)が、他を圧倒しているからです。

 100円で出てくれば安くていいでしょという時代は、3、4年前に終りました。100円寿司のお店が増えて、消費者が選べる時代になって、3強はそれ以上の付加価値の追求を怠らなかったのに対して、他のチェーンは進化できなかったと言えるでしょう」。
<続く>

【取材・執筆】  長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ) 2010年7月6日執筆

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