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フードリンクレポート


直近の3ヶ月に生まれた「ニュー」キーワード 6つ。
〜外食キーワード<2010年4〜6月> 発表〜(3−3)

2010.7.23
フードリンクは、【外食ルネッサンス】30兆円市場を復活させよう、をスローガンに掲げています。その1つの活動として、外食市場を分析し、次々に新しいムーブメントを提案する「外食キーワード」を今後、4半期毎に発表します。「外食キーワード」とは、世の中全般の動きと、外食市場の動きを見比べ、新たな外食ムーブメントを発掘すること。それらを取り入れる店舗が繁盛店となって、世の中に話題を提供する。それを続けることにより「外食って面白いな!」と一般の方々に常に思っていただきたい。3回シリーズ。レポートは安田正明。


「しろワイン酒場コンロ」(大阪・北堀江)では、カウンター席にiPadを常設。

直近の3ヶ月に生まれた「ニュー」キーワード 6つ

1) iPad

 世の中の流行にもっと外食も乗れば、今まで来てくれてないような客層も集客することができる。最新の話題が、iPad。お客が喜ぶ楽しいメニュー作りや、お客とのコミュニケーションが容易に取れるツールになりそう。

 動画を利用したり、動くメニューを作ることができ、楽しさだけでなく、食の安全・安心を分かり易くお客に伝えることもでき、様々な用途に活用できる。ただ、機器が今のところ高額なので、外食では爆発的な普及は難しいが、今後価格が下がることが予測される。ソフト制作費も同様に下がっていくと思われ、将来性が高い。


2)スーパードライエクストラコールド


スーパードライエクストラコールドBar(東京・銀座)では連日行列。

 アサヒビールのスーパードライエクストラコールドが人気。既存のスーパードライ樽生を使い、ディスペンサーを3台連結させた専用装置で注出する。通常の樽生ビールは5〜6度で提供されるが、この装置によりマイナス0度(氷点下)以下となる。このショールームとなる店舗が銀座に5月に誕生。連日行列が出来ている。このエクストラコールド扱い店は全国で僅か100店。希少価値もあり、集客動機となっている。

 今年夏のビールの話題を独占。但し、設置コストがかかり、積極的に扱い店を増やすことが難しい。ただ、冬場でも人気が続くのか未知数。 他社も追随すると、“氷点下ビール”ブームが起きる。
<続く>

【取材・執筆】  2010年7月21日(水)東京・渋谷にて開催した発表会より一部抜粋。
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