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フードリンクレポート


「飲めりゃあいい、酔えればいい」からの脱却。ワインブームの定着なるか?
〜今、増えている“男同士でワイン”。新橋サラリーマンにも広がりを見せるワイン人気〜(3−3)

2010.10.6
新橋といえば、サラリーマンの聖地。居酒屋がひしめき合い、ワインのイメージとは結びつかない場所だったが、ここ数年で低価格帯のカジュアルなビストロやバールが急増。“ワイン通り”とも呼ばれるエリアも出現。男同士、しかもオヤジ世代でワインを飲む姿が多く見られるようになった。「重くて安い赤」、「2軒目でもボトル」そんなキーワードが聞かれる、新橋サラリーマンの“男同士でワイン”の実態を追った。3回シリーズ。レポートは村田麻未。


オヤジ世代をターゲットにしたワインのキャンペーン。

「飲めりゃあいい、酔えればいい」からの脱却。ワインブームの定着なるか?

 パスタバール「TASPA」は、新橋でもビストロやバールが集まるエリア、“ワイン通り”の一角にある生パスタを売りにしたバール。昨年11月にオープンした角立地の3階建てで、側面には大きく「WINE」や「TAPAS」の文字が書かれて目立つ。カウンターキッチンのある1階は開け放たれているので、ふらっと立寄りやすい。


外観。側面のペイントが目を引く。

 この店も、約半数は男性客で30〜50代の男性サラリーマン。2軒目利用が多いと言うが、4人グループであれば1〜2本のワインが空くケースが少なくない。世界各国のワインを60種類程取り揃えていて、ボトル2800円〜、グラスは5種類程度を480円〜と手頃な価格で提供している。2軒目利用の客単価は2500円程度。毎日のように通う常連もいる。
★続く。
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【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ) 2010年10月2日執筆

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