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【関西外食!めっちゃ熱いやんけ!!】
No.9 梅田の親父世代に「ええ店やな!」と言われたい

2011.7.29
現在、著しい成長を続けている、大阪。東京の次に日本の外食をリードする拠点でもある。大阪駅の開発プロジェクトによって、大阪の街が注目されている。また、今後は大阪駅北側に広がる梅田貨物ターミナル一帯も再開発事業の手が加わり、国際交流・教育・ビジネスの拠点へと変わる。今、日本中で最も熱い関西エリア(大阪・兵庫・京都)の熱い外食経営者達を毎日1人ずつ紹介する。レポートは小山裕史。


木岡良文氏(佐勘大阪有限会社 代表取締役)

梅田の親父世代に「ええ店やな!」と言われたい

 親父が集う居酒屋「佐勘」「きのえ」「がたろ」など、大阪梅田で5店舗を展開するのは、佐勘大阪有限会社 代表取締役 木岡 良文氏。1952年10月15日生まれの木岡氏は、まさに親父世代である。親父がゆっくりお酒と食事を楽しめる店作りにしたい、周りにも気を使わず、自分のペーズでお酒を飲ませたいなど、親父世代の木岡氏だからこそ、親父の心をくすぐる店ができる。

 阪急かっぱ横丁内にある、「きのえ」「がたろ」は夕方4時から営業している、まさに親父のオアシスである。「きのえ」は、懐かしい昭和初期を再現した居酒屋であり、親次世代が昔を思い出しながらお酒を酌み交わす光景が多くみられる。

 また「がたろ」では、毎朝、中央市場から仕入れた新鮮な旬魚・旬野菜を使った、「本日のお造り」が自慢である。また牛乳とメレンゲで仕上げた専門的な「串揚げ盛り」が親父には人気である。揚げ物、油っこい物を避ける親次世代だが、「がたろ」の串揚げはもたれないので、親父にも人気である。 また、全国各地の地酒、入手困難な焼酎など40種類以上の銘柄を揃えているのも、親父世代にはうれしい。

 かっぱ横丁近くにある、「稲庭うどん佐勘」梅田本店は、関西ではめずらしい稲庭うどんの専門店である。予約の際に注文が殺到する、季節の食材を使った料理6品と〆の稲庭うどん、好きな日本酒、焼酎が4種楽しめる「おまかせコース 5000円」は人気。

 今後は大阪日興ビル地下2階にある、「北前居酒屋佐勘」の業態で出店を計画している。親父世代が集まる場所であれば、名古屋、東京も視野に入れている。親父世代のニーズを知り尽くしている木岡氏。親父世代の聖地、東京新橋に佐勘がオープンするのも夢ではない。


■佐勘大阪有限会社 代表取締役 木岡良文氏
〒530-0012 大阪市北区芝田2-1-3 梅仙堂ビル
電話:06-6374-5270  店舗数:5店舗
HP:http://www.t-cb.co.jp/

【取材・執筆】 小山 裕史(こやま ゆうじ) 2011年5月16日取材


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