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【関西外食!めっちゃ熱いやんけ!!】
No.16 京都の時代を守り続ける時代屋。

2011.8.9
現在、著しい成長を続けている、大阪。東京の次に日本の外食をリードする拠点でもある。大阪駅の開発プロジェクトによって、大阪の街が注目されている。また、今後は大阪駅北側に広がる梅田貨物ターミナル一帯も再開発事業の手が加わり、国際交流・教育・ビジネスの拠点へと変わる。今、日本中で最も熱い関西エリア(大阪・兵庫・京都)の熱い外食経営者達を毎日1人ずつ紹介する。レポートは小山裕史。


井上雅晶氏氏 (株式会社時代屋 代表取締役社長)

京都の時代を守り続ける時代屋

 京都の南部を中心に「時代屋」を7店舗展開する、株式会社時代屋 代表取締役社長 井上雅晶氏。京都生まれの京都育ちの井上氏は、地元で、気軽に日常使いできる居酒屋を目指し、2003年10月に京都京田辺に時代屋1号店を出店した。

 備長炭で丁寧に焼き上げた、ボリュームある串焼や、名古屋名物のどてカツや釜飯などを中心にしたメニューを取り揃え、家族連れから、学生などが通う街の焼鳥屋さんとして愛されている。その後、深草店、中書島店と店舗を展開していく。

 時代屋が、オープン後、直ぐに街の人に愛されるかと言うと、時代屋の各店舗周辺には、必ず大学があるからである。時代屋の価格は、大学生にとっては、日常使いにもってこいの価格であるのだ。毎晩、学生達が集い未来を語っているのだ。

 また、井上氏の実家は三代続く、酒屋であり(津乃嘉商店)現在、井上氏は家業の社長も兼任している。家業を継いで日本酒と焼酎をメインに飲食店に卸していたが、飲食業をやりたかったので7年前に時代屋を起業したのだ。

 また、4年前に時代屋の本田専務と食品卸、株式会社セントラルフーズ創心を宇治市に設立した。主に、鶏肉の加工業がメインだが、その他の食品卸も行っている。井上氏は、セントラルフーズ創心の専務も兼任して、時代屋の本田専務が社長を務めている。

 飲食業に酒販店、食品卸問屋と、飲食店には欠かせないアイテムを自社でまかない、自由自在に操る井上氏のパワーの源は、時間を見つけてはジムに通い、筋力トレーニングに励んでいる。プロレスラーを思わせる大柄な井上氏は、休日になると和歌山県や三重県に愛車のハーレーダビットソンでツーリングに出かける。また、年に30回以上は、祭りに参加して神輿をかついでいる。仕事もプライベートもアクティブな井上氏は、既に次のチャレンジに動き出している。


■株式会社時代屋 代表取締役社長 井上雅晶氏
〒612-0868 京都市伏見区深草直違橋南1-487
電話:075-645-5195  店舗数:7店舗
HP:http://www.jidaiya-kyoto.net/

【取材・執筆】 小山 裕史(こやま ゆうじ) 2011年6月11日取材

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