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フードリンクレポート


「東風吹かば 匂いおこすは 芸の花」
東京の花街に吹き始めた新たな風とは?

(4−1)

2009.12.9
観光庁が発足し、国を挙げて21世紀の観光立国への取り組みが本格スタート。その中で、見直されつつあるのが日本古来の伝統芸能。花柳界の芸者の唄や太鼓、演舞も例外ではない。「消えつつある花街の灯を守ろう」と、料亭・置屋・芸者が所属する組合、自治体が一体となって取り組み始めている。時代の移り変わりや料金体系の複雑さ、「一見さんお断り」という敷居の高さで敬遠されがちだった料亭では、復興に向け新たな試みを開始。それが功を奏し、歴史ブームや観光客の増加を追い風に、新たな客層が広がりつつあるという。東京に点在する花街にある料亭・レストランの動きを追った。


赤坂芸者の演舞。

“料亭”のビジネスモデルを刷新した老舗店@赤坂

 1928年に創業した料亭「赤坂 金龍」。戦後の1953年、みすじ通りにある現在の場所に移転し、敷地面積100坪ほどの数寄屋造りに。2006年に経営難で閉店を余儀なくされたが、2006年に再起をかけて店舗を改築。2009年5月に「和ライブ ダイニング」と業態を変えてオープンした。


数寄屋造りの建物「赤坂 金龍」。
<続く>

【取材・執筆】 水口 海(みずぐち うみ)) 2009年12月3日執筆

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