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フードリンクレポート


アフリカの主食。
〜次に流行るのは南アフリカ料理。「ブルボース」に「ボボティー」食べて観戦!サムライになろう!〜(4−2)

2010.4.5
2010年サッカーW杯開催まで約2ヶ月をきった。前回大会の選考落選から10年越しの悲願の南アフリカ大会がいよいよ本番。現地に関するメディアの露出も増え、情報に触れる機会が多くなってきた。よりその土地の風土を体感できるものが「食」だろう。先月行われた幕張メッセでの国際食品・料飲展「フーデックス」でも南アフリカのブースが入口すぐのところに構えられていた。日本に居ながらにして味わうことのできる南アフリカ料理は?W杯開催に向けてブレイクできる逸品はあるのか南アフリカの「食」について探る。4回シリーズの第2回目。


エグシシチューとフーフー。

アフリカの主食

 南アフリカの主食はパップ。パップはとうもろこしの粉をお湯にとかし、煮込んだものでマッシュポテトのようにしっとりしているという。これを煮込み料理と一緒に、またはスープにひたしたりしてに食べる。

 アフリカは全53カ国あるがその西側に位置するアフリカ最大の人口を有するナイジェリア(人口約1億4800万人)、ここではヤム芋という現地の根菜類をの粉を水と練った「フ−フ−」がある。浜松町のアフリカンレストラン「ガラバッシュ」ではこのフーフーとアフリカ原産の「オクラ」をつかったシチューがあわせていただける。上の写真はエグシというスイカに似た野菜をすりつぶし干し魚の出汁で煮込んだエグシシチューとフーフーの組み合わせ。

 アフリカは、乾燥した気候で作物も育ちにくいアフリカでは、保存性の高いでんぷん質の乾燥した粉が長く重宝されてきた。パップやフーフーが食べられているのはそういった所以である。

 又、日本でも馴染みのある「クスクス」は、世界最高といわれるパスタで水と硬質小麦のデュラル小麦でできている。アフリカ北西部のモロッコなどアラブ諸国が発祥の地とされ、よく食べられている。日本でもクスクスはアフリカからだけではなく、フランスなどからも広く輸入されていてスーパーでも扱うところがあり、比較的購入しやすい身近なアフリカ食材となっている。都内のイタリアンレストランなどでも前菜や、メインディッシュの添え物にピンポイントで使用されることが多い。


【取材・執筆】  国井 直子(くにい なおこ) 2010年4月3日執筆

【全シリーズ】
1)世界ブランド「Nando’s」(ナンドーズ)。 【全文(有料会員様)】(4月4日)
バーベキューチキン「Peri Periチキン」。
2)アフリカの主食。 【全文(有料会員様)】
(4月6日)
エグシシチューとフーフー。
3)「ボボティー」に甘いチャツネ、アフリカ人は甘めが好き。 【全文(有料会員様)】
(4月8日)
ミセスボールのチャツネ。
4)おやつも肉、 BRAAI(ブライ)ではブルボース! 【全文(有料会員様)】(4月9日)
「バーベキュー」で「農家のソーセージ」を焼く。


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