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“ランボウ”が今年の流行り?
〜忘年会シーズンの勝ち組はどこ?大手各社のプランとトレンド〜(2−2)

2010.11.24
飲食店にとって、一年で一番狙って取りにいかなければならない忘年会。昨年ほどの不況感はないが、企業の交際費カットや低価格化の波で、引き続き苦戦が予想されている。日取りが悪く短期集中型になりそうなのも今年の特徴だ。そんな中、外食大手各社はどんな手を打っているのか?業界のトレンドと共に探る。2回シリーズ。レポートは村田麻未。


今年の忘年会は、短期決戦型。

“ランボウ”が今年の流行り?

 ぐるなびがこの11月初めに行った調査では、約半数がランチタイムの忘年会の予定があると答えた。(20〜69歳のぐるなび会員1804人を対象としたインターネット調査。)専業主婦層(214人)に至っては、8割を超える人がランチ忘年会を計画しているという。また、開催日に関しては、ランチ忘年会の予定がある人の約半数が「平日が多い」と答えた。

 ぐるなびでは、このランチタイムの忘年会を“ラン忘(ボウ)”と呼び、今年の傾向と見ている。主婦層のラン忘の特徴としては、「自宅近くの飲食店」で、「学生時代の友人」や「子供つながりの友人」と行う人が多いようで、時間に余裕がある午後の時間帯だからこそ、ゆっくりと楽しめるようだ。

 また、ぐるなび広報の沖田氏によれば、「今年の全体の傾向として、予約が早期化しています。忘年会下見クーポンは、昨年のペースかなり上回るペースで利用されています。今年は日取りがあまり良くないのも影響しているようです。」

 忘年会が最も多く開催されるのは仕事納め前の金曜日だが、今年は24日クリスマス・イブ。24日を避けるケースが多く、前週の17日や10日に集中しているのだ。17日は大きな宴会の予約でほぼ埋まりつつあるというのは、ダイヤモンド・ダイニング広報部部長重田氏。
★続く。
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【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)  2010年11月19日執筆

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