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居酒屋だからできる感動、共鳴。
〜本物の元漁師が感動を届ける居酒屋「はちきょう」〜(2−2)
小林義鷹氏 株式会社アトムズ 代表取締役

2011.1.26
知床・羅臼の漁師が命がけで捕った魚を命がけで料理する札幌ススキノの居酒屋「はちきょう」。「オイサ〜、オイサ〜」の掛け声とともに、溢れんばかりのいくらを盛る「つっこ飯」が名物の繁盛店だ。現在、ススキノで4店舗を展開。東京へは昨年「築地銀だこハイボール」を渋谷で出店。次は「はちきょう」ブランドでの進出を狙っている。本物の元漁師という小林氏に意気込みを聞いた。2回シリーズ。レポートは安田正明。


話題の「つっこ飯」1890円。

居酒屋だからできる感動、共鳴

「はちきょう」の名物、つっこ飯のアイデアは、羅臼の食堂で生まれた。

「羅臼のある食堂でカツカレーを頼んだんです。漁師がベースなんで、普通の食堂の大盛をさらに大盛にしたのが普通で、ご飯が余った。もったいない。メニューを見ると、いくらがある。1人前お願いしますと注文すると、いくらが丼一杯に出て来た。これ面白くない? ということで、つっこ飯が生まれました。」

 本物の元漁師が経営する居酒屋はほぼない。他店との大きく差別化され、地元客にも観光客にも愛される店となっている。また、威勢のいい接客でも話題だ。つっこ飯は、いくらが山盛り入ったステンレスボウルを持ってスタッフが登場。大きなしゃもじを使って、ご飯の入った丼にいくらを盛ってくれる。その間、全スタッフが声を揃えて、「オイサ〜、オイサ〜」と掛け声をかける。店中のお客から注目される。

 今や、近隣に「はちきょう別邸 おやじ」「はちきょう別邸 おふくろ」も作り、入りきれないお客を要望に応えている。


「はちきょう」本店。


「はちきょう別邸 おふくろ」 ファサード。
★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき)  2011年1月18日取材

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