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【仙台・福島特集】
出汁は1日5回以上チェック。
〜創業62年、独自のおでん出汁を守り続ける〜(2−1)
田村忠嗣氏 おでん三吉 店主

2011.2.25
仙台の老舗おでん店「三吉」。地元だけでなく観光客にも広く愛されている全国区の店。昭和24年に初代が屋台から始めた。最大の特徴は”やきぼし”を使った出汁。店主の田村氏に62年続くこだわりを聞いた。2回シリーズ。レポートは安田正明。


田村忠嗣氏。二代目店主。

出汁は1日5回以上チェック

「三吉」は昭和24年創業。今年で62年目となる。初代の田村三郎氏は秋田県出身。東京でサラリーマンとして勤めた後に、福島県庁で役人となる。そして、37歳の時、一念発起して妻と2人で屋台を始めた。当時は食べるものが少なく、日本酒や焼酎、うどんなどを提供し、おでんはあくまでもサイドメニューだったという。


「三吉」 外観。1階はカウンターと小上がり。2、3階は座敷。

 2年後には屋台から現在の稲荷小路の店で営業を開始。おでんをメインと決め、出汁の取り方に試行錯誤していた。昔、秋田で母親が作ってくれた味噌汁を思い出し、
★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき)  2011年2月16日取材

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