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いつかは銀座に出店しようと「銀座カスタドール」。
〜10円まんじゅうを洋菓子店「銀座カスタドール」に再生。ダイヤモンドダイニングがプロデュース〜(2−2)

2011.3.3
今から5年ほど前、一大ブームとなった「10円まんじゅう」。その奔りは、千葉県内で居酒屋など17店舗を展開する株式会社一家ダイニングプロジェクト代表の武長太郎氏の弟が立ち上げた「和ふ庵」。しかし、ブームの終焉は早かった。再生に乗り出した武長氏は、株式会社ダイヤモンドダイニングにプロデュースを依頼した。そして、千葉・本八幡にオープンしたのがプリンとロールケーキの店「銀座カスタドール」。2回シリーズ。レポートは安田正明。


大きなリボンが印象的な「銀座カスタドール」。

いつかは銀座に出店しようと「銀座カスタドール」

 ダイヤモンドダイニングが提案したのが、「銀座カスタドール」。タフコにはかつて銀座の洋菓子店でカスタードクリームを学んだパティシエがいた。その人をモチーフに河内哲也氏(執行役員 企画開発部長)がコンセプトを生み出した。

『その昔、銀座に存在していたという、究極のカスタード屋。パティシエならぬ伝説のカスタードマスターが存在していたという。日本最強のカスタードマスターが創り出す究極の手作りカスタードプリン』がコンセプト。

「提案書を見た時、びっくりしました。銀座じゃないのに、本八幡なのに、銀座カスタドールと書いてあった(笑)。お客さんから、この店は銀座にあるの? と聞かれます。銀座で修行したパティシエが作っています、いつかは銀座に出したいんです、と応えると納得してくれます」と武長氏。

 ダイヤモンドダイニングはコンセプト、商品構成、ネーミング、パッケージ、店舗デザインなど中身以外の全てをプロデュースした。

 千葉県産の滋養卵“紅孔雀”という卵と八千代の牛乳を使用した「究極の濃厚プリン」(350円)を看板商品に、「純生カスタードプリン」「宇治抹茶プリン」「濃厚チョコレートプリン」(各290円)を生み出した。同じくカスタードを多用するロールケーキ「究極のカスタードロール」「純生チョコレートロール」(各1280円)、「季節のフルーツロール」(1480円)。さらには、チーズケーキ、焼き菓子も揃えた。


左から、「濃厚チョコレートプリン」、「宇治抹茶プリン」、「究極の濃厚プリン」、「純生カスタードプリン」。
★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき)  2011年3月1日執筆

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