ワタミの桑原豊社長の「外食でしか提供できない豊かさ・楽しさ」を伝えたいという夢で始まった「饗の家(きょうのや)」がオープンする。桑原氏はすかいらーく「藍屋」1号店の店長だった。夕方6時には満席になったという当時の賑わいの再現を目指す。「今日は好きなものを食べていいよ」と父親が主人公だった時代だ。「ワタミのDNAは、20〜30代をターゲットに、3〜10万人の主要ターミナル駅で成功させること。DNAを変えることにより、『和み亭』の失敗のように食べるものを売ると失敗するというジンクスを払拭したい」と桑原氏。
「饗の家」は、100店以上展開するチェーンに共通の、①スタート時はお客が来ずお客の方に向かざるをえない状況、②安全・安心なオーソドックスな品揃え、③経営者の顔がお客に見える、という3つの要素を取り入れている。「和み亭」全店を「饗の家」に変え、2013年には55店が目標。東阪名で出店し、100店を上限とする。客単価はランチ1000円、ディナー2100円と高めで、この時代に敢えて”コバレ”業態を提案する。1号店は月商1000万円、FL比率58%、営業利益率18%を目指す。平日の夜の集客に不安が残るが、居酒屋メニューや酒類も取り入れ居酒屋用途でカバーする目論みのようだ。。
「
ごちそう厨房 饗の家」
東京都大田区南蒲田2-15-22 富士商会ビル2F
電話番号:03-5480-0621
営業時間:平日・土日11:00〜15:00、17:00〜24:00
日・祭日11:00〜24:00
*全席禁煙(喫煙スペース有)
外食、ファミレスの夢を語る、桑原豊社長。
外観。第一京浜に面する。「和み亭」を改装。
入ってすぐ、ワタミファームの野菜と鮮魚のディスプレイ。素材感を演出。
店内。珪藻土、なら材、LED照明とエコ。
農業現場の写真を掲示。
ワタミファームのサラダは、無料サービス。お通しはとらない。
女性向け「小鉢遊々膳」1,980円。凄いボリューム。持ち帰り用の容器も用意。
200gもある「もち豚の厚切りかつ膳」1,680円。
200gもある「霜降り牛の石焼ステーキ膳2,980円。オーストラリア牛を使用。
「特撰お刺身盛り合わせ膳」2,280円。鮮魚を店内で捌く。
メニューは酒のページから始まる。
焼酎もワインも品揃え。
居酒屋メニューも用意。
居酒屋メニューの脇にはお酒も。