際コーポレーション「虎萬元」(東京・南青山)にて、3/2にメディア向け試食会が開催された。現代の中国・北京では、かつては香港系の広東料理が支持された時代もあったが、今は北京の伝統的料理が多く、また力強い四川料理も好まれているそう。料理も洗練され、サラダなど生野菜も食べられている。今回の試食会でも、これが中国料理?と驚く内容だった。「虎萬元」は1994年に開店し、北京菜を中心とした中国料理を提供してきた。
最後に同社社長 中島武氏が料理人を紹介し、「今の時代、安売りの店ばかりが流行っている。こんなに真面目に頑張っている職人がいることを知って欲しい」と世の中のデフレ風潮に対し、吠えた。
「
虎萬元」
東京都港区南青山7-8-4 高樹ハイツB1
電話 03-3409-2291
際コーポレーション株式会社
前菜。小皿で9点並ぶ。上段左から、鴨の肝醤油煮、白菜からし合え、鴨の舌煮こごり。中段は、ういきょう豆腐、ボタンエビの白酒老酒醤油漬け、セロリ細切り干貝。下段は、蒸し鶏辛味だれ、青菜糸豆腐あえ、しいたけ紅焼煮衣揚げ。
すっぽん薬膳スープ。左の紙と糸で蓋をして提供される。はずすと香りが立つ。
北京名物 おやき。豚肉、香菜、干し大根などが入り、餃子の感覚。
野菜のうす塩炒め。黄色はじゃがいも、インカのめざめ。緑色は水連菜といい、1メートル程も長さに成長する。
スペアリブの梅煮 蓮の葉包み。蓮にくるまれて提供される。広げると驚きが。
ごっこ(布袋魚)のにんにく唐辛子煎り炒め。大量の唐辛子に驚き。ごっこは小型のアンコウのような魚でコラーゲンたっぷり。
筍、せり、蝦子のもち米蒸しごはん
苺飴炊き。屋台のりんご飴のイチゴ版。ディスプレイが素晴らしい。
際コーポレーションの赤坂、京都の本格中国料理店から集まった料理人達。
「こんなに真面目に頑張っている職人がいることを知って欲しい」と訴える、中島武社長。