寂しさが増す飲食店街に集う、根強いニュー新橋ビルファン。
〜【シリーズ:あの街は今どうなっている?】サラリーマンの聖地、新橋の“今”〜(3−2)
常連が集う、ニュー新橋ビル1Fの「とり茂」。
・寂しさが増す飲食店街に集う、根強いニュー新橋ビルファン
前回に引き続いて、ニュー新橋ビル(下記地図の黄色のポイント)。2階には40〜50席ほどの中規模居酒屋が5店舗ほど入っている。しかし、フロアの人通りは一気にまばらになる。客引きで連れてこられたグループ客が入るのと、行き先の決まっている常連客が来店しているようだ。その一つ、居酒屋「初藤」へ。ニュー新橋ビルオープン当初から店を営んでいるという「初藤」。5年前に改装したという店内は小ぎれいで、雰囲気は良い。客層は40〜50代のスーツ姿の男性サラリーマンだ。
【地図】
黄色のポイントがニュー新橋ビル
ニュー新橋ビル2Fにある「初藤」。ほとんどが常連。新橋サラリーマンが集う。
「初藤」エントランス。ニュー新橋ビルの中では真新しい雰囲気。
シラスぽん酢、味噌キュウリなど、居酒屋メニューが豊富。
店長によれば、「常連のお客様がほとんどです。開店当初から通っていただいている方も多く、定年後も来てくださる方もいらっしゃいます。そのせいか年齢層は少し高めですが、単価は4000円ほどで周辺の相場よりも高めです。でも、ここ2年くらいは業績が厳しいですね。実は、今週から営業時間を30分後ろ倒して、17:00開店にしたところなんです。昔、景気が良かった頃は週初めでも18:00過ぎには連日満席で、16:30の開店直後から、打ち合わせがてら飲み始める方もいらっしゃいました。JR関係の一日3交代制勤務の早番だった方や、汐留開発時の建築関係者は、まだ明るい早い時間から飲まれていましたね。」新橋らしいエピソードである。
★続く。
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