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消費者金融から人が集まるカフェへ。
〜カフェブームは気にしない。成長を続ける「カフェ・ダイニング」〜(3−3)
青野玄氏 株式会社エスエルディー 代表取締役

2010.12.3
今期は7店を出店し、25店舗となった株式会社エスエルディー。10月には、これまで中心だった渋谷・新宿エリアとは異なる新橋へ出店した。さらに、今月オープンするダイヤモンド・ダイニングの「CAFE NOISE」をプロデュースするなど、事業の幅を広げている。カフェに留まらないカフェ・ダイニング業態の可能性と同社の飛躍の秘密を代表に聞いた。3回シリーズ。レポートは村田麻未。


「kawara CAFE & DINING 新宿」店内。

消費者金融から人が集まるカフェへ

“カフェ・ダイニング”という業態表現が合う、同社の店舗だが、業態の定義は特に無いと言う。

「カフェブームは全く気にしていません。詳しいメンバーがいてカフェをやろうと始めましたが、カフェだけでは利用の幅が狭い。どうせやるなら、他のこともやりたいと思いました。飲食の中での業態のこだわりもありません。“場所”を活かせることなら何でもありだと思っています。その中で得意分野から攻めているのです。」

 その言葉通り、「スペース運用企業」を謳っている。通常は、外食企業が出店を敬遠する物件でも、実は“使える”物件として活用してきた。新宿東口のパンドラビルの店舗「kawara CAFE & DINING 新宿東口」が良い例である。ドンキホーテの斜向かいにあるこの店舗は、もともと消費者金融の支店があった物件。8階に位置していることや、ビル全体が質屋、消費者金融など、決して人が集まりやすい条件ではなかった。
★続く。
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【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)  2010年11月27日執筆

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